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次の灯、北海道に資源循環センターを開設 商用車部品の回収拠点を北日本へ拡張

商用車の廃棄部品を買取・再生し、希少金属(レアメタル)を回収する次の灯株式会社(本社:岡山県岡山市、代表取締役:黒川聖馬)は、北海道北広島市大曲に「北海道資源循環センター」を2026年8月に開設した。同センターは商用車の使用済み部品の回収・保管・集約を担う物流拠点で、同社としては岡山県、埼玉県入間市、愛知県名古屋市に続く4拠点目(2026年10月時点、当社調べ)となる。北海道を含む北日本における資源循環体制を強化し、全国規模の資源循環ネットワークの構築を進めるとしている。

北海道進出の背景と新拠点の機能

北海道は農林水産業を基盤とし、広大な地域を結ぶ物流・運輸業が産業活動を支えている。農林水産省北海道農政事務所の「北海道農林水産基本データ集」や国土交通省北海道開発局の資料でも示されるように、広域的な物流網の維持が地域産業にとって重要な課題となっている。

トラックなどの商用車に使われるDPFフィルターやSCR触媒といった排出ガス浄化装置には、再生可能なものや白金・パラジウムなどの希少金属を含むものがある。一方で、北海道は移動距離が長く、使用済み部品の効率的な回収には地域の物流特性に合わせた体制づくりが求められていた。

新設された北海道資源循環センターは、札幌市に隣接し国道36号・274号や道央自動車道北広島インターチェンジなどの交通網を有する地域に位置する。同拠点では、商用車廃部品の回収、保管、完成品(リサイクル部品)の管理・出荷、営業拠点機能を担い、道内各地の整備事業者や関連企業と連携して部品回収を進める。

4拠点の物流網で希少金属の回収を推進

同社は、商用車部品の再生(リビルト)を中心に、使用済み部品の買取・販売、白金・パラジウムなどの希少金属回収へと事業を展開してきた。再生可能な部品は再び製品として活用し、再生が難しいものについても希少金属の回収につなげる事業モデルを運用している。

岡山県、埼玉県入間市、愛知県名古屋市、北海道北広島市の4拠点体制により、地域ごとに回収した商用車部品を一貫した資源循環ネットワークとして連携させる。北海道で回収した部品は、岡山などの既存の再生・資源回収拠点と連携して再利用や希少金属の回収へとつなげる。

国内資源の有効活用と環境政策への連動

経済産業省・資源エネルギー庁の「エネルギー白書2025」では、鉱物資源の安定供給に向け、使用済み製品からの有用金属回収やリサイクル技術の高度化が施策として挙げられている。海外依存度の高い希少金属を国内の使用済み部品から回収することは、資源の安定確保や経済安全保障の観点からも重要視されている。

また、環境省が「第五次環境基本計画」(2018年4月閣議決定)や「第六次環境基本計画」(2024年5月閣議決定)で提唱する「地域循環共生圏」の考え方や、北海道が推進する「ゼロカーボン北海道」(2021年8月4日に国のタスクフォース設置)など、循環経済や脱炭素に向けた国・地域の政策とも合致する取り組みとなる。

今後の展望

同社は北海道資源循環センターの開設を通じて、道内の整備事業者や関連企業との連携を深め、回収量の拡大と物流効率の向上を図る。今後は各地域の産業構造や物流特性に応じた拠点整備を進め、国内で発生する使用済み部品を再生・再資源化につなぐ体制を強化していく方針だ。

【施設概要】

  • 名称:北海道資源循環センター
  • 所在地:〒061-1270 北海道北広島市大曲590-11
  • 開設:2026年8月
  • 機能:商用車廃部品の回収、保管、完成品(リサイクル部品)の管理・出荷、営業拠点機能

【会社概要】

  • 社名:次の灯株式会社
  • 設立:2018年7月
  • 代表:黒川聖馬
  • 所在地:岡山県岡山市北区本町6-36 第一セントラルビル3F
  • 事業内容:レアメタル/アース再生事業、トラックパーツ再生事業、ハイブリットバッテリー再生事業、ケミカル事業(SUSU-GOROSHI)/コンポスト事業
  • URL:https://tsuginohi.com

本記事は次の灯株式会社の発表をもとに作成。

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