JMASがAWS環境のセキュリティリスクを可視化する簡易診断サービスを開始
株式会社ジェーエムエーシステムズは、AWS環境で稼働するシステムを対象に、影響の大きいセキュリティリスクを短期間で可視化する「システム環境 セキュリティ診断サービス」の提供を開始しました。AWS Well-Architected パートナーである同社が、AIによる解析とエンジニアのレビューを組み合わせ、改善の優先順位とロードマップを提示します。企業の負担を抑えた形で、効率的なセキュリティ対策の第一歩を支援します。
開発の背景とサービスの狙い
生成AIの普及に伴いサイバー攻撃が高度化し件数も急増するなか、情報漏えいやシステム停止といったリスクが日常的に発生しています。さらに企業のシステムは機能追加や構成変更、ライブラリのサポート終了などによってリリース後も新たなリスクを抱えやすい傾向にあります。
数年に一度の本格的な脆弱性診断だけではこうした変化への対応が難しく、すべてのリスクを一度に解消することも現実的ではありません。そこで同社は、影響の大きいリスクを把握して重要度の高い部分から改善を進められるよう、本サービスを開発しました。一般的な脆弱性診断が脆弱性を網羅的に検出することを目的とするのに対し、本サービスはAWS Well-Architected Frameworkの「セキュリティの柱」を軸に、影響の大きいリスクの把握と優先順位の整理に目的を絞っています。
短期間・低コストでの提供と実践的な報告内容

本サービスは、主なベストプラクティスに絞って確認を行うことで、キックオフから報告会まで2週間程度を目安とし、1アカウント20万円(税抜)から利用可能です。利用企業側で必要な準備は、読み取り専用のIAMロールなど診断に必要な権限・資料の用意と、キックオフおよび報告会への出席のみとなっています。

報告にあたっては単に検出結果を並べるだけでなく、システム構成や業務への影響を踏まえて重要度を評価します。報告書は、経営層向けサマリー、セキュリティスコアカード、優先度つきのリスク・課題一覧、改善計画の4点で構成されます。なお、AWS Security Hubなどの標準サービスと競合するものではなく、併用することで効果を高められるとしています。また、AWS Well-Architected Partner Programの認定と「AWS AI サービスコンピテンシー」を持ち、アプリ開発とインフラ構築・運用の両方を手がける同社が、必要に応じて改善の実装や運用まで自社で対応します。

提供される3つの診断メニュー
診断は必要なメニューを選択し、1アカウント単位で依頼できます。
- メニューA:AWS環境設定診断
アカウント・権限・ログ・ネットワーク・暗号化など、AWS環境の設定・運用状況を確認します。AWSのセキュリティサービスが無効な場合は有効化したうえで診断を行います。料金は1アカウントあたり20万円(税抜)です。
- メニューB:ランタイム・ライブラリ診断
依存関係の定義ファイルから言語・ライブラリ・ミドルウェアのバージョンを棚卸しし、既知の脆弱性(CVE)やサポート終了(EOL)を検出します。料金はメニューAとセットの場合、1システムあたり30万円(税抜)です。
- メニューC:設計書×ソース差分診断
認証・認可や個人情報を扱う機能などに対象を限定し、設計書とソースコードの不整合の候補をAIで抽出し、エンジニアが確認して報告します。料金は個別見積となります。
同社では、AWS環境とその上で動くソフトウェアの両面を確認できる「メニューA+B」の組み合わせを推奨しています。
株式会社ジェーエムエーシステムズについて
株式会社ジェーエムエーシステムズ(英文社名:JMA Systems Corporation)は、代表取締役社長を坂倉 猛が務め、東京都港区海岸1-16-1 ニューピア竹芝サウスタワー18Fに本社を置いています。1971年11月1日に設立され、資本金は3億8,150万円です。システムインテグレーション、クラウドサービス、AI・データ活用支援、モバイルソリューションなどを展開しています。公式ウェブサイトのURLは https://www.jmas.co.jp/ です。
本記事は株式会社ジェーエムエーシステムズの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



