山口の農家が手間いらずの冷凍野菜キューブ「なまけものcube」を開発
山口県山陽小野田市の農業法人、株式会社アグリーフプラスは2024年5月21日、オリジナルオンラインショップ「Agleaf ZERO」にて、皮むき・カット・下ゆで不要ですぐに料理に使える冷凍野菜キューブ「なまけものcube」の販売を開始する。
「なまけものcube」は、アグリーフプラスが年間を通して30種類以上栽培しているカラフルな野菜や果物を、旬の時期に収穫して加工した冷凍ペースト状の商品だ。畑から車で1分ほどの自社加工施設で、収穫したての新鮮な野菜をすぐに加工。株式会社コガサンの3Dフリーザー®︎を導入し、3D冷気で瞬間的に冷凍することで、解凍後も野菜本来の味や食感を損なわずに提供できるという。
ラインナップは、ストレート果汁100%の果肉入りみかんキューブや、ビタミンCが豊富な白・黄緑・紫のカリフラワーキューブなど。カレーやハンバーグ、ドレッシングなどの料理に手軽に使えるほか、離乳食や介護食のペースト野菜としても活用できる。
アグリーフプラスでは、手作りの有機肥料を使用し、季節や湿度に合わせて数種類を使い分けるなど、野菜ごとに最適な栽培条件を見極めている。また、水をたくさん与えて成長を早めるのではなく、味を濃く美味しくするために育て方を調整。虫が寄り付かないよう土壌の水洗いや植え方の工夫もしている。
パッケージには石灰石を原料とした生分解性の帯紙を使用し、袋もリサイクル可能な素材を採用するなど、環境にも配慮。山口県内の小学校と協力した食育活動にも取り組んでおり、今後は自社の野菜加工施設見学なども予定しているという。