Leverage Shares 楽天証券ETFイベントで運用の注意点を解説
グローバルETF・ETP運用会社のLeverage Shares(レバレッジシェアーズ)は、2026年10月10日(土)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催された「楽天証券ETFカンファレンス2026」に出展しました。当日はAPACチーム Senior Managerのジャン・スヨン氏が、米国株投資家・経営者のロジャーパパ氏と対談し、個別株レバレッジETFの仕組みや活用時の注意点を解説しました。会場内のブースでも個人投資家に向けて商品の特徴や取引方法などの説明が行われました。
保有期間に応じた複利効果と投資金額の配分


トークセッションでは「期間・金額・タイミング」の3つの視点が示されました。まず「期間」に関して、レバレッジETFは原資産の1日の騰落率に対して一定倍率の成果を目指す商品であり、原資産が1日1%ずつ20日間上昇した場合、原資産の上昇率は約22%、日次2倍型は約48%となる例が紹介されました。一方で、相場が上昇と下落を繰り返すと価格が元に戻りにくくなる「ボラティリティ・ドラッグ」の仕組みが解説され、短期投資向けの商品であることが強調されました(数値は仕組みを説明するための例示で、実際の運用成果を保証するものではありません)。

続いて「金額」について、資産の中心となる長期積立などをコア(80~90%)、機動的に運用する限定資金をサテライト(10~20%以内)とする「コア・サテライト戦略」の配分例が挙げられました。ジャン・スヨン氏は、心理的に無理のない金額を設定し、資産全体ではなく一部の資金でレバレッジETFの活用を検討する考え方を説明しました(配分例は一律の推奨ではありません)。
売買計画の重要性と想定される活用局面
「タイミング」について、ジャン・スヨン氏は株価の下落が直ちに買い時とは限らず、相場の方向性を見極めることが重要であると述べました。その上で、上昇を想定するロング型や下落を想定するインバース型といった選択肢に言及しました。対談相手のロジャーパパ氏は、購入前に損切り水準をあらかじめ設定し、逆指値注文をはじめとするリスク管理策を講じる重要性を指摘しました(逆指値注文でも急変時には想定価格で約定しない場合があります)。
短期的な活用場面としては、企業決算などの明確なイベントがある局面や、注目銘柄が割安と判断した局面の2点が示されました。また、好決算でも株価が下落するケースがあるため、発表後の株価の方向性を考慮する必要がある点や、レバレッジ型ETFはNISAの成長投資枠の対象外である点についても説明されました。
商品ラインアップと出展ブースでの対話
セッション内では、テスラやNVIDIAなどの米国テクノロジー株を原資産とする個別株レバレッジ商品(シングルストックETF)が取り上げられました。ジャン・スヨン氏によると、同社レバレッジ商品の経費率は大半が0.75%で、業界平均より約40%低い水準に設定されているとのことです。さらに、米国子会社のThemes ETFsを通じてテーマ型ETFの運用も行っていることが紹介されました。

展示ブースでは、日々の値動きに一定倍率で連動する仕組みや取扱銘柄、日本からの取引方法、為替の影響などに関して来場者から具体的な質問が寄せられました。
Leverage Sharesの概要

同社の拠点や運用状況に関する概要は以下の通りです。
- 設立:2017年
- 米国拠点:Leverage Shares USがニューヨーク証券取引所(NYSE)やCboe(シカゴ・オプション取引所)などの主要取引所で80銘柄以上のETFを運用
- 欧州拠点:Leverage Shares EUがロンドン証券取引所(LSE)などの主要取引所で200銘柄以上のETPを運用
- 運用資産残高(AUM):グループ全体で37億ドルを突破(2026年10月時点)
- 主力商品:テスラ2倍レバレッジ(TSLG)、エヌビディア2倍レバレッジ(NVDG)、ヒューマノイドロボット関連(BOTT)など
- 公式サイト:https://leverageshares.jp/
本記事はLeverage Sharesの発表をもとに作成。
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