スケッチがPC作業可視化ツールWorkMonitor開発 月20〜25時間削減
中小企業の変革支援を手がける株式会社スケッチは、パソコン上の作業を記録して可視化するWindows用ツール「WorkMonitor(ワークモニター)」を2026年10月15日に開発した。使用したアプリや操作時間、コピー操作などの記録をもとに、業務の進め方や自動化の可能性を検討するために活用される。同社内で行われた検証では、月20〜25時間の業務時間削減につながったという。

操作ログと担当者への聞き取りを組み合わせた業務改善
WorkMonitorは、使用したアプリや利用時間、コピー操作、キー操作、クリックの回数などを記録するWindows用ツール。取得したデータはCSV形式で出力でき、表計算ソフトなどで確認や分析を行える。
同ツールは記録の数値だけで判断するのではなく、担当者への聞き取りを組み合わせて改善すべき業務を絞り込む点が特徴となっている。利用の手順としては、PC作業を記録した後に長時間の作業や繰り返されている操作を振り返り、担当者への作業内容や必要性の確認を経て、手順変更や自動化を検討する業務を選定する。
なお、ツール内の操作時間や回数だけで仕事の必要性や自動化の可否を判断するものではなく、表示される自動化スコアもあらかじめ設定したルールに基づく目安とされている。現行版ではツール内でのAIによる仕事内容の自動分類は行われていないが、出力したCSVデータを別途AIで分析することは可能となっている。利用に際しては、記録対象の範囲や目的、閲覧者、データの保管・削除方法について関係者間の確認が必要となる。
社内コンサルタント1名の検証で月20〜25時間の業務時間を削減
同社では社内のコンサルタント1名を対象にWorkMonitorを活用し、記録をもとに改善すべき業務を特定して仕事の進め方を見直す取り組みを実施した。半年間にわたって経過を確認した結果、月20〜25時間の業務時間削減につながったとしている。単なる作業記録の効果ではなく、記録から改善対象を見つけて実際の進め方を変更したことによる成果としている。

なお、本実績は社内のコンサルタント1名を対象とした事例であり、削減効果は対象業務や改善内容によって異なると注記されている。
業務実態の把握を重視する開発背景
日々の業務には資料探しや画面の往復、数字の転記といった細かな作業が多く含まれる一方、本人にとっては当たり前となっていて聞き取りだけでは把握しきれないケースがあるという。同ツールの開発にあたった株式会社スケッチの石原直樹氏は、AIなどの導入前にまず現在の仕事を知ることが大切であるとし、「現場で働く人の話を聞きながら、「どこから変えるか」を一緒に考えるための道具です」と述べている。
株式会社スケッチの概要
- 社名:株式会社スケッチ
- 本社所在地:東京都中央区
- 代表者:代表取締役 坂根佑一
- 事業内容:人材採用コンサルティングを軸とした組織づくり、制度設計、人材育成、研修、AI活用、ブランディング、新規事業支援などの変革支援
- 公式サイト:https://sketch-consulting.co.jp/

本記事は株式会社スケッチの発表をもとに作成されています。
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