囲碁シル、Xでの話題化で新規ユーザー2.8倍に 初回購入者は7.8倍
株式会社UNBALANCEは、公益財団法人日本棋院と共同開発したスマートフォン向け囲碁アプリ『囲碁シル』において、X(旧Twitter)で囲碁が話題となった2026年10月16日から24日までの9日間に、新規ユーザー数が直前の9日間と比べて2.8倍に増加したことを発表した。同期間中には1日後継続率が1.4倍、初回購入者数が7.8倍、売上が3.2倍に伸長した。同社は、SNSでの関心の高まりが話題の閲覧にとどまらず、囲碁を始めて継続し、深く楽しむ動きにつながっているとしている。

新規ユーザー数が2.8倍に伸長、継続率や課金指標も上昇


2026年10月16日頃からX上で囲碁のルールや楽しみ方、難しさをめぐる投稿が相次いだことを受け、『囲碁シル』の各種指標が急伸した。
株式会社UNBALANCEがGoogle Analyticsより集計した調査(2026年10月16日~24日の実績を直前の10月7日~15日と比較)によると、主要な指標の変化は以下の通りとなっている。
- 新規ユーザー数:2.8倍
- 1日後継続率(D1継続率):1.4倍(新規ユーザーのうち翌日もアプリを起動した人の割合)
- 初回購入者数:7.8倍(期間中に初めてアプリ内購入をしたユーザー数)
- 売上:3.2倍(アプリ内購入と広告収入の合計)
通常、話題性を契機とした流入では継続率が低下しやすい傾向があるものの、今回は1日後継続率が1.4倍に上昇し、初回購入者数は新規ユーザー数の伸びを上回る7.8倍となった。同社は、新たに始めたユーザーが翌日もプレイを続け、本格的に楽しもうとする動きが見られるとしており、囲碁人口全体への影響には継続的な調査が必要としつつも、減少傾向が続く囲碁界における明るい兆しと捉えている。
国内囲碁人口の推移と生成AIによる新規参入の動き

公益財団法人日本生産性本部の『レジャー白書』各年版によると、国内の囲碁人口(1年間に1回以上囲碁を行った人の推計値、調査対象・方法は年により異なる)は1982年の約1,130万人をピークに減少が続き、2024年には約120万人とピーク時の約1割にまで落ち込んでいる。新規層へのアプローチが長年の課題となるなか、今回の関心の高まりに伴い、個人クリエイターらによって囲碁のルールを置き換えたブラウザゲームやキャラクターを用いた作品、石取りパズルなど多様なゲームがSNS上に公開されている。背景には生成AIによるプログラミング支援の進歩があり、制作環境の変化が囲碁への入口を広げる要因になっているという。
初心者向けサポート機能を備えた『囲碁シル』の特徴
『囲碁シル』は、初心者が直面しやすい「どこに打てばいいか分からない」「何を目指せば勝てるのか分からない」といった課題を解消し、囲碁の面白さを体験できるよう開発された。大橋拓文七段、吉原由香里六段、木部夏生三段が監修を務めている。
アプリ内には以下の機能が搭載されている。
- 対局中に3つの候補手を提示するAIサポート
- 自分の一手の意味を直感的に把握できる陣地のリアルタイム可視化
- プロ棋士監修による段階的なレッスン
- 少しずつ強い相手と対戦するステップアップバトル
- 布石の感覚を学べる定石カードバトル
- 日本棋院の公式級位免状の申請機能
記念コイン配布とサービス概要
今回の発表にあわせ、アプリ内ではゲーム内コイン1,500枚のプレゼントが実施されている。配布期間は2026年10月29日(木)10:30~11月5日(木)12:59までで、期間中にアプリを起動したすべてのユーザーを対象にアプリ内メールで配布される(1アカウントにつき1回、内容は予告なく変更となる場合がある)。
アプリおよび関連団体の概要は以下の通り。
- タイトル:囲碁シル
- ジャンル:ゲーム/ボードゲーム
- 配信日:2025年11月5日(水)配信開始
- 価格:基本無料(アイテム課金制)
- 対応言語:日本語・英語
- 配信ストア:App Store / Google Play
- 公式サイト:https://igosil.com/
- 開発元:株式会社UNBALANCE(東京都千代田区、代表取締役社長:宮﨑 正)
- 共同開発:公益財団法人日本棋院(東京都千代田区、理事長:高尾 紳路)
本記事は株式会社UNBALANCEの発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



