Rebounder、学校向けサイネージキミテラスの正式提供を開始
岐阜県を拠点に活動する株式会社Rebounderは、学校向けサイネージ「キミテラス」の正式提供を始めた。教室や進路指導室前のテレビを活用し、教員からの連絡事項と企業の紹介を同一画面上に表示するサービスとなっている。2026年6月から岐阜県立岐南工業高等学校(電子工学科の教室3台)と岐阜県立岐阜工業高等学校(進路指導室前1台)で稼働しており、実証を経て東海地方の企業による有料掲載が決定した。
高卒就職における情報不足の解消へ
岐阜県では求人が多い一方で、生徒が会社を調べて選べる期間は短く限られている現状がある。岐阜労働局によると、岐阜県における2027年3月卒業予定者の高卒求人倍率は2026年9月末時点で4.27倍に上り、求人の約5割を製造業が占める。
しかし、岐阜県「就職に関する申し合わせ」により、求人票を閲覧できるのは7月1日から、応募は9月5日からと定められており、10月末までは1人1社に限られる。リクルートワークス研究所の2020年調査では高校卒業就職者の55.4%が調べた企業も応募した企業も1社以下だったと報告されており、求人票や職場見学以外に地域の会社を知る場が多くない課題を抱えている。

連絡事項と企業情報を同一画面に表示
キミテラスは、学校のテレビ画面の左側に先生がパソコンやスマートフォンから入力した連絡・提出物、年間行事、天気を表示する。右側には仕事の内容や働く人を紹介する画像を1社30秒ずつ順に表示する構成となっている。
企業紹介の掲載にあたっては、株式会社Rebounderが「広告掲載基準」で内容を審査し、学校が承認したものだけを表示する。審査と掲載の責任は同社が負う。また、高卒求人のルールに従い、求人が公開される7月1日より前は採用の呼びかけを掲載しない。生徒の応募は従来どおり学校を通じて行われ、同社は学校の推薦や選考には関わらないとしている。

機材負担の無償化と4か月間の実証成果
テレビの購入・設置・撤去にかかる費用は株式会社Rebounderが負担し、運営費用は企業の掲載料でまかなわれる。学校の設備である電源や校内ネットワークを使用するため、学校や生徒が掲載料や利用料を支払う必要はない。
正式提供に先立ち、2026年6月1日〜9月30日の4か月間にわたり、岐南工業高校の電子工学科の3教室で企業6社の紹介を掲載する実証が行われた。実証中やその後に教員の意見をもとに入力画面の見直しを行い、学校の年間行事予定表を取り込むと行事が自動で画面に出る機能などを追加した。有料掲載の決定を受け、11月から順に岐南工業高校の教室と両校の進路指導室前で掲載が開始される。
株式会社Rebounderの代表取締役を務める奥村魁斗氏は岐阜工業高等専門学校 専攻科に在籍する20歳で、岐阜大学で開かれたDXコンテスト「DigiTech Quest 2025」で最優秀賞を受けたチームの事業案をもとに2026年2月に同社を設立した。奥村氏は「毎日目にする教室の画面で、そうした会社を知るきっかけを増やしたい。先生の手間を増やさずに続けられる形で、導入校を広げていきます。」とコメントしている。
会社概要
- 商号:株式会社Rebounder
- 設立:2026年2月19日
- 代表取締役:奥村 魁斗
- 本店:東京都文京区本郷6-25-14(活動拠点:岐阜県)
- 事業:学校向けサイネージ「キミテラス」の企画・運営
- Web:https://rebounder.jp / https://www.school-signage.net/
本記事は株式会社Rebounderの発表をもとに作成。
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