新NISA認知度は6割超え、実施率は4割弱。性別・年代・世帯年収で傾向に差

2024年1月から投資期間無期限化・投資枠拡大された「新NISA」の認知度は6割を超えていることが、株式会社フォーイットが運営するWeb3メディア「Mediverse」の調査で明らかになった。調査は2024年5月10日に、全国の20歳以上の男女500人を対象にネットリサーチで実施された。

新NISAを知っている人のうち、実際に開始している人は約4割。現段階では開始していないものの、約4人に1人が検討中と回答している。

男女別に見ると、新NISA認知度は男性が約7割、女性は約5割。実施率も男性の方が高い。年代別では、認知度は40代以上が全体平均を上回り、実施率は20代が55.8%ともっとも高かった。世帯年収別では、認知度は年収と比例。実施率は1,000万円以上の世帯のみ過半数を超えた。

新NISAの実施を検討中の人に懸念点を聞くと、「投資のリスクが怖い」「投資できる余裕資金がない」「投資の仕組みがわからない」がTOP3に。男女別では順位に違いがあり、男性は「投資できる余裕資金がない」「投資のリスクが怖い」が同率1位、女性は「投資の仕組みがよく分からない」が過半数を占めた。年代別・世帯年収別でも、それぞれ異なる傾向が見られた。

新NISAは一定の認知層にとって需要が高まることが推測されるが、検討中層の動向に注目が集まる。

出典元:Mediverse
https://www.for-it.co.jp/mediverse/results/crypto-survey-240521/