体調不良でも勤務の医師は7割、代診不在が理由最多 ファーストプレイス調査
医師向け保険の情報サイト「プロに学ぶ医師のための保険ガイド」を運営する株式会社ファーストプレイスは、全国の医師264人を対象に実施した「医師の診療への不安・負担に関するアンケート」の結果を公表した。調査によると、医師の70.1%が過去1年以内に体調不良や強い疲労を感じながらも勤務を続けた経験があると回答した。勤務を継続した理由では「代わりに診療できる医師がいない」が57.3%で最多となっている。

7割超が体調不良でも勤務を継続 半数以上が複数回の経験
過去1年以内に体調不良や強い疲労を感じながらも勤務を続けた経験があるか尋ねたところ、「何度かある」が41.3%で最も多く、「1〜2回ある」が17.8%、「頻繁にある」が11.0%となった。これらを合わせると70.1%となり、「ない」と答えた医師は29.9%だった。
また、「何度かある」と「頻繁にある」を合算すると52.3%に達し、半数を超える医師が過去1年間に複数回、体調不良や強い疲労を抱えながら勤務を続けた実態が示されている。
勤務継続の理由最多は代診不在 外来予約や同僚への配慮も
体調不良や強い疲労を感じながら勤務を続けた経験のある医師185人に対し、その理由を複数回答で尋ねたところ、「代わりに診療できる医師がいない」が57.3%で最多となった。

次いで「外来の予約が入っていた」が37.8%、「同僚に負担がかかると思った」が29.2%と続いている。
長期休職への不安 勤務医は「給与減」、開業医は「収入停止」が最多

病気やケガで半年以上休職した場合の不安について尋ねた項目では、勤務形態によって異なる傾向がみられた。「非常に不安」「やや不安」の合計割合において、勤務医(222人)では「勤務先からの給与・役員報酬が減ること」が59.0%で最も高く、次いで「傷病手当金など公的な保障だけでは生活費が足りないこと」が47.3%、「復職したあと、収入が元の水準に戻らないこと」が45.0%となった。

一方、開業医(42人、参考値)では「診療できず、医院の収入が止まること」が61.9%で最も高い結果となった。
生活水準の維持期間は「半年以内」が16.7% 保険加入状況

明日から働けなくなった場合に現在の貯蓄や加入している保障で生活水準を維持できる期間については、「3年以上」が27.7%で最も多かった。次いで「半年〜1年程度」が16.3%、「1〜3年程度」が14.4%となったほか、「わからない」とする回答も25.0%あった。
一方で、「3か月未満」の8.0%と「3か月〜半年程度」の8.7%を合わせた「半年以内」は16.7%となり、「半年〜1年程度」を含めると33.0%が1年以内に維持が難しくなると考えている。

また、医師向け所得補償保険について尋ねたところ、「すでに加入している」と回答した医師は21.6%だった。「名前は聞いたことがあるが内容は知らない」は46.6%、「今回はじめて知った」は20.1%となっている。

調査の概要
- 調査名称:医師の診療への不安・負担に関するアンケート
- 調査主体:株式会社ファーストプレイス
- 調査期間:2026年8月1日〜9月15日
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査対象:全国の医師(勤務医・開業医)。現在、臨床業務に従事している医師に限定
- 有効回答数:264人(勤務医222人/開業医42人)
※構成比は小数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある。複数回答の設問は合計が100%を超える。
株式会社ファーストプレイスについて
2001年に独立系FP事務所として創業した株式会社ファーストプレイス(代表取締役CEO 小林 基男)は、生命保険・損害保険の代理店業務や企業向けのコンサルティング・研修事業を手がけている。
- 所在地:東京都港区南青山5-4-35-1006
- 設立日:2001年9月14日
- 事業内容:企業向けコンサルティング・研修業務、企業向けリスクコンサルティング業務
- 公式サイト:https://www.firstplace.co.jp/
本記事は株式会社ファーストプレイスの発表をもとに作成されています。 調査の詳細ページ:https://doctor-insurance.jp/release/doctor-survey-01.html お問い合わせ先:株式会社ファーストプレイス 担当・田伏(電話:03-5485-1818、平日9時~17時 土日休業、メール:press@firstplace.co.jp)
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