SCSK、auじぶん銀行アプリのFlutterを活用した新基盤稼働を支援
SCSK株式会社は、auじぶん銀行株式会社が提供するスマートフォン向けバンキングアプリ「じぶん銀行アプリ」において、Flutterを活用したリファクタリング対応を支援し、新基盤での稼働を開始した。本取り組みは、スマートフォンを中心とした金融サービスの利便性向上と、継続的な顧客体験の改善を目的としている。アプリケーションの内部構造を刷新し、開発・保守の効率化、品質維持、UI/UX改善への対応力向上を実現した。
基盤刷新の背景と目的
スマートフォンアプリは金融機関と利用客をつなぐ重要な接点となる一方、継続的な機能改善やOSアップデートへの対応と品質維持を両立しながら、開発・保守を効率化することが課題となっている。auじぶん銀行においても、サービス拡充や多様化するニーズに伴い、安定した品質を維持しながら変化に迅速対応できるアプリケーション基盤が求められていた。
また、同行のDX戦略では、ニーズに合った魅力的な商品・サービスの迅速な提供や、新たなテクノロジーの活用による革新的なサービス創出、業務の自動化・効率化などが掲げられている。こうした背景から、SCSKが金融機関向けアプリ開発・保守の知見を活かし、柔軟で拡張性の高い基盤整備を支援することとなった。

Flutter導入によるリファクタリングの内容
今回の取り組みでは、「じぶん銀行アプリ」のログイン、口座情報、マーケット情報、外貨取引情報、お知らせ、メニュー、設定、スマホ認証、口座開設などの主要機能を対象に、アプリの機能を変えずに内部構造を見直すリファクタリングを推進した。
SCSKは、iOSとAndroid向けのアプリを共通プログラムで開発できるフレームワーク「Flutter」を活用したクロスプラットフォーム化やコード品質の均一化、開発プロセスの効率化、品質確保を支援した。あわせて、SCSKのモバイル開発向けFlutter開発標準「Spicered」を活用し、iOSおよびAndroidの双方に最適化された開発構成の整備を進めた。
開発効率向上とUI/UX改善への効果
Flutterによるクロスプラットフォーム開発の導入により、これまでOSごとに個別に進行していた設計・実装作業が単一のコードベースに統合され、機能追加時の開発効率が高まった。共通化された開発基盤の活用により、毎年継続的に発生するOSアップデート等の外部環境変化に対する改修工数を従来よりも圧縮できる見込みであり、対応の効率化が期待されている。
また、ソースコードの刷新により技術的負債を解消した。Flutterのモダンアーキテクチャ採用によってFigmaなどのデザインツールとの親和性を高め、利用者の声や改善要望を速やかにアプリ画面へ反映させることが可能となった。
今後の展望と両社の概要
SCSKは今後も、今回確立したアプリ基盤と金融業界での知見を活かし、auじぶん銀行のアプリ開発プロセスのさらなる高度化を支援することで、同社のDX戦略推進に貢献していくとしている。
なお、auじぶん銀行はスマートフォンアプリをメインチャネルに個人向け銀行サービスを展開しており、2026年6月30日時点で預金口座数741万口座、預金残高5.8兆円を超えている。
両社の概要は以下の通り。
- auじぶん銀行株式会社
- 代表者: 代表取締役社長 田中 健二
- 本社所在地: 東京都中央区
- 株主: auフィナンシャルホールディングス株式会社
- 公式サイト: https://www.jibunbank.co.jp/
- SCSK株式会社
- 代表者: 代表取締役 執行役員 社長 當麻 隆昭
- 本社所在地: 東京都江東区
- 公式サイト: https://www.scsk.jp/
本記事はSCSK株式会社の発表をもとに作成。
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