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アイリスのQuan Huu Cap、MICCAI 2026で3年連続世界1位

アイリス株式会社に所属するAIエンジニアのQuan Huu Capが、医療AI分野の国際会議MICCAI 2026のコンペティション「Surgical Visual Understanding Challenge 2026(SurgVU2026)」において、Category 2で世界1位を獲得した。Quan Huu Capは2024年、2025年に続く獲得となり、MICCAI Challengeで3年連続世界1位となった。

手術動画と言語処理を扱う高難度タスクで優勝

MICCAI 2026(フランス・9月27日〜10月1日)は、医用画像処理ならびにコンピュータ支援による医療介入の分野でトップクラスとされる医療AI分野の国際学会の一つである。同会議では例年複数のコンペティションが開催されており、今回のSurgVU2026は手術動画の理解をテーマとする目玉コンペティションの一つとして実施された。なお、本コンペティションは手術支援ロボット「da Vinci(ダビンチ)」を手掛けるIntuitive Surgical社がスポンサーを務めている。

世界1位を獲得したCategory 2は、AIが手術動画を認識し、その内容に関する質問に回答するという動画理解と言語処理の両方を扱う複雑性の高い課題である。準優勝は英国の複数の研究室・大学からなる混成チーム、3位は米国の手術AIスタートアップ企業のチームとなった。Quan Huu Capは2024年の腎臓病理画像解析コンペティション、2025年の手術動画理解コンペティションでも世界1位を獲得しており、今回の結果で3年連続の世界一を記録した。

20万円以下の安価なGPUで完全ローカル推論を実現

アイリス株式会社のCTOである福田 敦史は、専門領域における画像や動画のタスクではプライバシー保護の観点からGoogle・OpenAI・Anthropicなどが提供する外部のフロンティアモデルを利用できない場合があると指摘している。

今回のソリューションで構築されたモデルは20万円以下の安価なGPUでも動作可能であり、院内のネットワーク内にGPUサーバを設置して完全ローカルで推論させることができるという。限られた計算資源の中で精度を高めた今回の成果について、福田 敦史は医療AIが進むべき一つの方向を示すものだとしており、今後も技術を医療現場の実課題の解決につなげていく姿勢を示している。

国際的な挑戦を推進し医療体験の向上を目指す

アイリス株式会社では、Quan Huu CapをはじめKaggle Grandmasterの2名を含むAIチームのメンバーが国際的な舞台で挑戦することを支援している。

コンペティションに参加したQuan Huu Capは、MICCAIの課題への挑戦を通じてAIと医療の双方に関する知見を深めることができたと振り返り、今後も学習とスキルの向上を続け、医療の発展に貢献したい旨のコメントを寄せた。同社は今後も技術力の向上を図り、得られた知見を製品開発に生かすことで、より良い医療体験の実現を目指すとしている。

  • 会社名:アイリス株式会社
  • 代表取締役:沖山翔
  • 事業内容:AIを用いた医療機器の開発・製造・販売及び機械学習技術・AIモデルの研究開発
  • 設立:2017年11月
  • 本社所在地:〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町28-4
  • 企業URL:https://aillis.jp/

本記事はアイリス株式会社の発表をもとに作成されています。

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