アドベンチャーワールドでキタイワトビペンギン誕生 人工授精成功なら世界初か
和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで2026年10月28日(水)、人工授精による受精の可能性を秘めたキタイワトビペンギンの赤ちゃんが孵化(誕生)した。同種はIUCN(国際自然保護連合)レッドリストにて「危機(EN)」に指定されている絶滅危惧種で、同園では種の保存および繁殖技術の確立を目指して人工授精に取り組んできた。今後実施されるDNA鑑定(父子判定)を経て人工授精による受精が科学的に証明された場合、キタイワトビペンギンにおける人工授精の成功例として「世界初」(自社調べ)となる。
赤ちゃんの誕生の様子を伝えた公式YouTubeライブ配信では、最大同時接続者数が2万人に迫る1.9万人を記録し、2026年10月28日時点の国内ライブ配信ランキングで一時【第2位】にランクインした。
公式YouTubeチャンネルでのライブ配信は今後も親元に返すまで継続される予定で、視聴者参加型の新企画「みんなで作る飼育日報」がスタートする。配信のチャット欄に寄せられた赤ちゃんの行動や様子などの目撃・観察情報を集約・抜粋し、ひとつの飼育日報として特設サイト(https://www.aws-s.com/penguin-world/rockhopper/)で随時公開される。
保育器での一般公開は10月30日から約1週間限定
誕生直後の体調管理のため、生後約1週間は保育器内で育てられた後、親鳥の元へと戻される育雛方針がとられている。親元へ戻った後はバックヤード(非公開エリア)での自然育雛へと移行するため、保育器で過ごす姿を直接見られるのは「約1週間限定」となる。
- 公開開始日:2026年10月30日(金)
- 場所:ペンギンベース1階にて公開
- 時間:午前10時~午後5時
なお、赤ちゃんの健康管理・状態管理を最優先とするため、公開日や公開内容、時間は予告なく変更または休止となる場合がある。
今繁殖期に確認された3個の有精卵はすべて孵化
同パークにおいて今繁殖期に確認された計3個の有精卵は、すべて無事に孵化した。産卵順の状況は以下の通りとなっている。
- 1卵目(ペア:R003 × R006):10月25日(日)孵化済み(初期人工育雛中)
- 2卵目(ペア:R041 × R045):2026年10月28日(水)孵化(人工授精による受精の可能性あり)
- 3卵目(ペア:R003 × R006):10月27日(火)孵化済み(初期人工育雛中)
今回誕生した2卵目については、同ペア間での自然交尾の可能性もあるため、12月頃に実施されるDNA鑑定(父子判定)の結果をもって人工授精の成否が判定・公表される予定だ。
今後のスケジュールとキタイワトビペンギンの生態
赤ちゃんの親元復帰は11月中旬を予定しており、復帰に伴い「ペンギンベース2階(非公開エリア)」へ移動する。その後、約1か月後(12月頃)にDNA鑑定(父子判定)結果の発表が行われる見通しとなっている。スケジュールや公開エリアは動物の体調や生育状況により予告なく変更される場合がある。
キタイワトビペンギン(ペンギン目 ペンギン科、学名:Eudyptes moseleyi、英名:Northern Rockhopper Penguin)は、南極大陸周辺やインド洋の亜南極地帯に生息している。体長は55~65cm、体重は3.5〜4kgで、目の上から後頭部にかけて伸びる長く鮮やかな黄色の飾り羽や、両足で跳ねるように移動する姿が特徴だ。食性は魚類、イカ、オキアミなどで、同園では主にシシャモやイワシなどを与えている。繁殖期には崖に囲まれた平地やゆるやかな傾斜地に草や枝で巣を作り、2個の卵を産んでオスとメスが交代で抱卵を行う。
本記事はアドベンチャーワールドの発表をもとに作成されています。

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