SODAがポケモン関連商品の偽造品レポート公開 スニダン取引数は約10倍に拡大
株式会社SODAは、自社に蓄積された取引データと真贋鑑定データをもとに、ポケモンカードゲームおよびポケモン関連アイテムの偽造品に関するトレンドレポートを公開しました。ポケモン誕生およびポケモンカードゲーム発売から30周年を迎える2026年は関連商品の需要が高まっており、スニダンにおける2026年1月~8月のポケモンカード取引数は2024年1月~8月と比較して約10倍に拡大しています。市場の盛り上がりに伴い精巧な偽造品や未開封BOXの再シュリンク品なども確認されており、同社は注意を呼びかけています。


30周年を迎えて拡大するポケモンカード市場と取引実績



一般社団法人日本玩具協会「2025年度玩具市場規模調査結果」によると、国内の「カードゲーム・トレーディングカード」市場は8年連続で拡大を続けており、2025年度の市場規模は3,384億円に達しています。


2026年はポケモンとポケモンカードゲームが30周年を迎える節目の年であり、カードだけでなくぬいぐるみなどの関連グッズも含めて新商品や限定商品の取引が伸びています。2026年9月16日には30周年記念商品「30th CELEBRATION」も発売されました。ポケモンカードの人気の背景には、同じキャラクターでも異なるイラストレーターや「レアリティ」と呼ばれる希少性の違い、イベントやキャンペーン限定カードの存在など、コレクターごとに異なる「集める」楽しみ方の広がりがあります。


鑑定現場で確認された偽造品の特徴と判別ポイント

スニダン鑑定研究所では、カードそのものを精巧に再現した偽造品や、未開封BOXの外装フィルムを加工した再シュリンク品などを確認しています。実際に確認された主な事例の特徴は以下の通りです。
- ミュウex FUR [M6a 135/103](拡張パック「30th CELEBRATION」)およびミュウツーex FUR [M6a 134/103](拡張パック「30th CELEBRATION」): 色味やレリーフ加工のディテール、印刷の仕上がりに差があるほか、正規品ではFUR専用の特殊デザインが採用されている”エネルギー”のデザインが偽造品では通常デザインになっています。また、赤外線カメラおよびUVライトでの反応にも違いが見られます。
- ブラッキーex SAR [SV8a 217/187](ハイクラスパック「テラスタルフェスex」): 偽造品は背景色の再現精度が低く、レリーフ加工が単調で、文字やテキストの輪郭に全体的な滲みが見られます。
- メガゲンガーex SAR [M2a 240/193](ハイクラスパック「MEGAドリームex」): イラストの再現精度や文字の鮮明さに違いがあり、赤外線カメラやUVライトで確認した際のレリーフ加工の反応にも差が見られます。
- ポケモンカードゲームMEGA ハイクラスパック「MEGAドリームex」ボックス: 偽造品はロゴ周辺や文字に滲みやデザインの違いがあるほか、UVライト照射時のボックス全体の反応にも差があります。
- ポケットモンスター ぬいぐるみ はじまりのピカチュウ: フォルムの造形やパーツの形状が異なるほか、UVライトの反応による使用素材の違いや、商品タグの色味・印刷仕様に違いが見られます。
さらに、スニダンの鑑定済み商品に貼付されるスニダン鑑定シール自体の偽造・模倣も確認されており、デザインや仕様、貼り付け位置などの確認が求められます。なお、本レポートは株式会社SODAの独自調査に基づくものであり、株式会社ポケモンの公式とは一切関係ありません。
偽造品がもたらすリスクと二次流通での購入時の注意点
偽造品の流通は、安全基準を満たしていない素材や染料による健康・安全へのリスクや破損事故につながる恐れがあります。また、ブランドやクリエイターの信頼性を損ねて正規の利益を奪うだけでなく、不正業者の利益につながるなど健全な市場環境を阻害します。
フリマアプリやECサイトなどの二次流通では、「並行輸入品」「海外限定」「ノベルティ」「アウトレット品」などの表記を悪用して偽造品を販売するケースが確認されています。並行輸入品そのものは海外の正規ルートから仕入れる合法的な流通形態ですが、購入時には販売経路や商品情報を確認し、販売者の実績や真贋鑑定を経た商品を選ぶことが大切です。
株式会社SODAは、偽造品の研究・分析や鑑定技術の高度化を目的に2025年7月に「スニダン鑑定研究所」を設立しました。
- 活用機器: X線透過装置、FT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)、赤外線カメラ、UVライト、マイクロスコープ
- 鑑定体制: 鑑定拠点「スニダンベース」に100名以上の専門鑑定士が常駐
- サービス概要: 月間600万人以上が利用する鑑定付きマーケットプレイス「SNKRDUNK(スニダン)」を運営し、アパレル、スニーカー、ホビー商品を中心に取り扱う
- 研究所URL: https://soda-inc.jp/snkrdunklab
本記事は株式会社SODAの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



