Digital Scienceとサンメディア、製薬企業の研究成果を「実社会への影響」まで可視化
Digital Scienceとサンメディアが提携 CATEGORY: ビジネス
研究エコシステム向けテクノロジーを提供する英国Digital Science社と学術情報サービスの株式会社サンメディアは、日本の製薬企業におけるメディカルアフェアーズ部門を対象とした「研究インパクトレポート」の提供に向けてパートナーシップを締結しました。研究成果が診療ガイドラインなどの実社会の成果へどのようにつながったかを可視化することを目指します。
提携の背景と課題
製薬企業のメディカルアフェアーズ部門では、研究成果や独立医学教育(IME)活動が医療従事者や研究コミュニティにどのように受け止められ、診療ガイドラインをはじめとする実社会の成果へどう結び付いたかを説明することが求められています。しかし、その影響は複数の情報源に分散しており、全体像を継続的に把握することは容易ではないという課題がありました。
研究インパクトレポートの特長
提供されるレポートは、論文数や被引用数といった学術的な指標に加え、Altmetricを活用してXなどのソーシャルメディア、一般ニュース、ブログ、政策文書などで研究成果がどのように取り上げられ、議論されているかを把握します。データとナラティブを組み合わせることで、研究の社会への広がりや反響を社内外へ具体的に説明し、パブリケーション戦略や医学教育活動の改善に生かせる意思決定支援を目指しています。
- X・一般ニュースでの反響を把握:研究成果への言及をXなどのソーシャルメディア、一般ニュース、ブログ、政策文書などから捉え、学術界を超えて注目状況を可視化
- 研究成果の広がりを把握:公表した研究が学術界や社会でどのように注目され、受け止められているかを整理
- 実社会へのつながりを可視化:研究成果やIME活動と、診療ガイドラインを含む実社会の成果との接点を提示
- 経営層への説明を支援:メディカルアフェアーズ活動の価値を、データに基づくストーリーとして提示
- 次の戦略へ還元:得られた知見を今後のパブリケーション戦略や活動計画の策定に活用可能
両社の役割とコメント
レポート作成にあたり、サンメディアはDigital Scienceが提供するDimensionsとAltmetricのデータを活用し、顧客ごとの課題や目的に合わせたナラティブ重視のレポートを作成します。
サンメディアの代表取締役社長である山下幸侍氏は、学術的な指標にAltmetricが捉える反響を組み合わせることで、研究成果が社会へどのように広がっているかをエビデンスに基づいて伝えられると説明しています。また、Digital Scienceでパートナーシップ担当ディレクターを務めるGareth Williams氏は、本提携を通じて各部門が研究成果の受け止められ方を把握し、組織内外へ意義や影響を伝える支援をしていくとしています。
今後の展開
両社は、製薬企業ごとの重点領域や目的に応じたレポートの設計と提供を進めます。学術的な指標に加え、X、一般ニュース、ブログ、政策文書などでの言及や反響を整理し、研究成果が社会でどのように注目・議論されているかを意思決定に活用できる形で提示していく方針です。

関連企業情報
株式会社サンメディア
- 設立:1964年
- 事業内容:研究コンテンツ関連ソリューション、電子ジャーナルのホスティング、著作権利用許諾、論文単位の販売サービスなどを提供
- URL:https://www.sunmedia.co.jp

英国Digital Science社
- 事業内容:AIを軸とした研究エコシステム向けソリューションの提供(展開ブランド:Altmetric、Dimensions、Figshare、IFI CLAIMS Patent Services、metaphacts、Overleaf、ReadCube、Symplectic、Writefullなど)
- URL:digital-science.com
本記事は株式会社サンメディアおよび英国Digital Science社の発表をもとに作成しました。
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