PARTY、コクヨのWe-Being Projectにパートナーとして参画
クリエイティブ集団のPARTYは、コクヨ株式会社が指導した「We-Being Project」に、クリエイティブおよびプロジェクトデザインパートナーとして参画しています。同プロジェクトは京都大学の内田由紀子教授との共同研究をもとに立ち上げられたもので、人や場との「あいだ」に見出す幸福指標「We-Being(ウィービーイング)」の社会実装を目指す取り組みです。専門家を招いた研究会や30人の実践者へのインタビューなどを展開し、今後は世界15か国での調査や空間・家具づくりへと活動を広げていく方針です。
個人主義の課題から生まれた「We-Being」の視点
従来のウェルビーイング指標は自己成長や自己実現など個人を単位とする欧米の価値観を中心に形成されてきましたが、共同体の希薄化による孤独や孤立が課題となっています。職場環境においても、リモートワークなどの普及で柔軟な働き方が可能になった一方で、時間や経験を共有する機会の減少やつながりの希薄化が指摘されています。

こうした背景から、コクヨは京都大学・内田由紀子教授との共同研究を通じ、個人の内面だけでなく人や場との関係性に着目しました。個人の「わたし(I)」だけでなく「わたしたち(We)」の視点から幸せを捉え直す概念として「We-Being」を提唱しています。
多角的なアプローチによる探求活動
「We-Being Project」では、社内外に向けた多様な探求活動を展開しています。PARTYは一般社団法人デサイロや伊藤総研株式会社らとともに立ち上げ時から参画し、メッセージ・ロゴ・KVの開発から具体的な企画の制作までを担当しています。
主な活動として、多彩な30人に幸せのかたちを取材した「30VOICES 〜これからの幸せの、てがかり〜」を順次公開しています。第一弾にはオードリー・タン氏(台湾の初代デジタル担当大臣 / サイバー無任所大使)やドミニク・チェン氏(早稲田大学 文学学術院 教授)、永井 玲衣氏(作家 / 対話実践者)、安斎 勇樹氏(株式会社MIMIGURI代表取締役Co-CEO)らが参加しています。

また、専門家や実務家との研究会「We-Being Dialogue」では、2026年に4つのテーマで鼎談を行い、レポート記事や音声を順次公開する予定です。第1回目には安斎 勇樹氏、馬場 正尊氏(株式会社オープン・エー代表取締役 / 建築家 / 東北芸術工科大学教授)、柳澤 田実氏(哲学者 / 関西学院大学神学部准教授)がゲストとして参加しました。

自律協働型AI「We-chan」と事例リサーチ
プロジェクトの推進に向けて、自律協働型AIエージェント「We-chan」も開発されました。「わかちあう幸せ」「なじむ幸せ」「ひとなみの幸せ」という3つの価値観を内部に持ち、日常の場面に例えながらWe-Beingの理解を促す仕組みとなっており、公式サイトで対話が可能です。

さらに、We-Beingな要素を含む国内外の場や空間の調査・分析を行い、実践に向けたヒントをレポート記事としてまとめる事例リサーチも進められています。
プロジェクトに参画するPARTYのProject Designerである山中 啓司氏は、思想を説明するだけでなく、触れた人が身のまわりのあいだを見つめ直せる形にして社会に実装していきたいと述べています。
PARTYの概要
PARTYは最新テクノロジーとストーリーテリングを融合した実績を持つクリエイティブ集団で、主な実績や事業は以下の通りです。
- 成田空港第3ターミナルの空間デザイン
- UZABASEの社屋デザイン
- コンサルティングサービス「WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所」
- 新規事業「The Chain Museum」「KADOWSAN」
- VC「PARTY STARTUP STUDIO FUND」
- 公式サイト:https://prty.jp
本記事はPARTYの発表をもとに作成されています。
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