京王建設のマンション計画作業所、配筋検査DXトッタローを導入
京王建設株式会社が施工を手がける(仮称)豊島区駒込1丁目9番地マンション計画 作業所において、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社が提供する配筋検査DXサービス「トッタロー」が導入された。従来は配筋写真の撮影や整理、帳票作成に多くの時間を要していたが、導入により付帯作業が削減され、撮影作業にかかる時間が短縮されたという。作業所や本社の担当者が導入の経緯や現場での効果を明らかにした。
写真撮影や外部委託の日程調整が課題に
京王建設株式会社では従来、配筋検査に伴う写真の撮影・確認・整理・帳票化に相応の時間を費やしていた。同社では他社のデジタルツールも活用していたものの、写真整理の手間が残っていたほか、外部の撮影業務委託を利用する際にも課題を抱えていた。委託先の希望時期に人員を確保できるとは限らず、撮り残しが出た場合の追加撮影や日程の再調整が必要になるなど、外部人員の手配に左右されにくい体制が求められていた。
記録業務の効率化と最終判断の維持が決め手

同社は2025年12月の展示会(建設DX展)でピクシーダストテクノロジーズ株式会社(以下、PxDT)のトッタローを知り、撮影から整理までの一連の写真業務を効率化できる点に着目した。画像認識などの技術が進展する中でも人が最終判断する工程を残しつつ、記録業務を効率化できる「今の最適解」であることが評価された。現場での撮影手順に対する事前の懸念もあったが、トライアルでの検証を経て本格導入に至った。
撮影作業が数時間に短縮、付帯作業を削減

導入後は、配筋写真の準備や撮影、整理、帳票作成といった付帯作業の削減が実現した。田部所長によると、過去にマグネットやロッドを持ち歩いて2〜3日かかっていた撮影作業が、数時間程度になっている印象だという。PxDTが他現場で集計した範囲では撮影工程の工数が70〜95%程度削減されており、駒込1丁目の現場でも工事完了時に削減実績を取りまとめる予定としている。また、構造監理者の確認を経たデジタルメジャーの運用や、確認ポイントを伝えるアラートシート、360度動画の記録なども現場で活用されている。

現場の主体的な運用と今後の機能拡充へ
同現場では、外部業者の日程に左右されず、鉄筋工事の進捗に合わせて自らのタイミングで撮影できる体制が整った。柱の符号が多い現場やセットバックで断面が変化する現場ほど、範囲内を一括で撮影できる効果が大きいとされている。一方で、鉄筋径の判別や定着・カットオフの測定への対応、ARマーカー登録業務の簡素化といった要望も挙がっており、PxDTでは運用の見直しや機能拡充の検討を進めている。
本記事はピクシーダストテクノロジーズ株式会社の発表をもとに作成。
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