不動産業務のAI活用を解説 Cotocoto Worksが11月4日に開催へ
株式会社Cotocoto Worksは、2026年11月4日13:00から、不動産会社の経営者や管理職、DX推進担当者に向けて無料のオンラインセミナーを開催する。セミナーでは、物件資料の読み取りや転記、販売資料づくりといった手作業について、どこまでAIに任せ、どこから人が判断するかを解説する。当日は、支援先における査定時間の大幅な削減などの実績紹介に加え、架空の物件資料を用いて同じ流れを再現するデモが実施される予定だ。
開催の背景とAI活用の見極め
不動産会社の現場には、届いた物件資料の確認やExcelへの数値入力、販売用資料の作成など、手作業で行う業務が多く残されており、営業や仕入れ判断といった人にしかできない業務に充てる時間が削られやすい状況がある。また、現場からは「AIをチャットでの質問程度にしか使えていない」「社員に利用を促しても用途が決まらない」といった課題も挙がっているという。
株式会社Cotocoto Worksは、AIの効果が出ない要因を「どの業務の、どの工程をAIに任せるか」が決まっていない点にあるとしている。今回のセミナーでは、支援先で実際に得られた数値やデモを通じて、業務の見極め方を伝えるとしている。
支援先における3つの実績
セミナーでは、支援先の不動産会社で得られた具体的な実績が社名を伏せた形で紹介される。公表されている実績は以下の3点となる。
- 投資用不動産の会社:売り案件の一次査定(1日5時間 → 1時間)
毎日約200件届く売り案件の問い合わせについて、メール本文や物件概要書のPDFなど形式が不揃いな資料を整理し、一次査定の手順をAIに学習させた。研修を受けた社員が日々の業務で活用している。
- 不動産開発会社:販売用パンフレット(外注費 年間約770万円 → ほぼゼロ)
1件あたり約22万円で年間約35件を外注していた販売用パンフレットの内製化を実現した。
- 不動産開発会社:事業収支Excelの下書き(1件20分 → 0分)
物件資料やレントロール(賃料の一覧表)の数値を手作業で事業収支Excelに入力していた下書き作業をAIに代替させた。月に約100件発生していたため、年間で約400時間(月あたり約33時間)の作業削減となった計算になる。価格調整などの判断作業は従来通り担当者が行っている。
なお、これらの時間や金額は各社の業務において聴取された数値であり、同様の効果を保証するものではないとしている。
当日のデモと解説内容
当日は、AIの使い方を「調べもの」「チャットでのやりとり」「ファイルを読ませて、表や資料まで作らせる」の3段階に整理し、3つの実績がいずれも3段階目の手法によるものであることを説明する。
デモでは、架空の物件資料を用いて「物件評価・情報整理・提案資料作成」に関する作業の流れが再現される。物件資料のPDFやレントロール、仲介会社からのメール、FAXなどの資料から価格の目安をExcelに出力する流れや、マイソク(物件資料)の作成、事業収支Excelの下書き作成などが披露される予定だ。いずれも資料の投入と最終判断は人が行い、読み取りや下書きをAIが担う分担の形で実演される。
さらに、不動産業務の工程を整理してAIの分担範囲を見極める手順のほか、社内研修の進め方や国の助成金の活用についても案内される。これらはChatGPT・Gemini・Claudeといった一般的な生成AIを用いた内容であり、特定製品の導入を前提としたものではないとしている。
セミナーの運営および申し込み受付は、マジセミ株式会社の協力のもとで行われる。
- セミナー名:【不動産AX】不動産現場に残る手作業、どの業務をAIに任せるべきか? 〜物件評価・情報整理・提案資料作成など、時間と人手のかかる業務を見直す生成AI活用〜
- 日時:2026年11月4日(水)13:00〜14:00(受付開始 12:45〜)
- 形式:オンライン(Zoomウェビナー)
- 参加費:無料
- 対象:不動産会社の経営者・管理職・DX推進の担当者など、法人の方
- 登壇者:株式会社Cotocoto Works 代表取締役 高木 宏徳
- 主催:株式会社Cotocoto Works
- 協力・セミナー事務局:マジセミ株式会社
- 申込URL:https://majisemi.com/e/c/cotocoto-20261104/M2A(受付は開催当日の13:10まで)
※個人・個人事業主、主催企業と同業・競合にあたる企業などは参加対象外となる場合がある。また、申込多数の場合は抽選となる場合がある。
本記事は株式会社Cotocoto Worksの発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



