カイカフィナンシャルHDがカイカIPスタジオへ商号変更、作家支援事業開始へ
株式会社CAICA DIGITALは、連結子会社である株式会社カイカフィナンシャルホールディングスが、2026年11月1日付で商号を「株式会社カイカIPスタジオ」へ変更することを決議したと発表しました。あわせて同社は、小説家や漫画家をはじめとするクリエイターの編集やマネジメント、IP(知的財産)プロデュースを担う作家エージェント事業を開始します。事業の中心を従来の金融からIPの創出および展開へ移し、出版社や各種メディアなどと連携して作家IPの売り出しに取り組みます。
商号変更と事業転換の背景
株式会社カイカフィナンシャルホールディングス(英文商号:CAICA IP Studio Inc.、本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴木 伸)は、暗号資産交換所の運営経験を基盤に、金融・Web3事業を統括する中間持株会社として事業を展開してきました。審査制NFTローンチパッド「INO Fine」の運営や、株式会社実業之日本社との「NFT漫画プロジェクト」を第12弾まで展開したほか、2026年5月には作家描き下ろしグッズを扱う「INO Fine GOODS STORE」を開設しています。
これらの取り組みを通じて蓄積した、作品づくりへのファン参加や出版に向けた資金調達、グッズ展開といったIPの企画・展開のノウハウおよび作家とのネットワークを活用し、事業の中心を金融からIP分野へ転換することから、事業内容を表す商号への変更を決定しました。なお、所在地および代表者に変更はありません。
作家エージェント・IPプロデュース事業の概要
2026年11月1日に開始する作家エージェント・IPプロデュース事業では、小説家・漫画家・イラストレーター・脚本家などのクリエイターとマネジメント契約を結び、作品ごとに最適な媒体やパートナーを選んで交渉することでIPの価値最大化を図ります。契約形態は作家の意向に応じ、活動全体を包括的にプロデュースする形態のほか、作品やプロジェクトごとに締結する形態にも対応します。
事業で担う主な機能と内容は以下の通りです。
- 編集・マネジメント:担当編集による作品づくりの伴走、マネジメント窓口や交渉の代行(出版社の編集者と連携)
- 資金調達・出資:クラウドファンディング等による制作資金の調達、製作委員会への出資(INO Fine、NFT漫画プロジェクトで培ったノウハウを活用)
- ライツ・プロデュース:出版、ウェブトゥーン、アニメ・実写、ゲーム・グッズ・海外など全媒体への展開と交渉、自社レーベルでの刊行(登録制の外部作家プール、出版社・ウェブトゥーン等の出口パートナーを活用)
- 法務・著作権:著作権のリーガル助言、NFTを活用した新しい著作権の仕組みの提案(CAICAグループのWeb3技術を活用)
収益源はコンサルティングフィーやライセンス料などとし、資金・編集・宣伝・ライツの機能を一体で担う体制を特長としています。また、CAICAグループのWeb3技術を活用し、NFTによる出版印税への個人投資の仕組みについても提案していく方針です。
出版市場の動向と今後の展開
全国出版協会・出版科学研究所の調査によると、2025年の紙の出版物の推定販売金額は9,647億円と1975年以来の1兆円割れとなった一方、電子出版は5,815億円に拡大しており、電子化やECの進展に伴って作家や作品の展開先は多様化しています。
株式会社カイカIPスタジオは出版社と連携を図り、作家や作品ごとに適した媒体を見極めながら、出版社やウェブトゥーンなどの出口パートナーに向けた営業を行います。
なお、本件が株式会社CAICA DIGITALの2026年10月期および2027年10月期の連結業績に与える影響は軽微とされています。
会社概要
- 会社名:株式会社CAICA DIGITAL
- 代表者:代表取締役社長 鈴木 伸
- 所在地:東京都港区南青山5丁目11番9号
- URL:https://www.caica.jp
本記事は株式会社CAICA DIGITALの発表をもとに作成されています。出版市場に関する数値は全国出版協会・出版科学研究所の公表データに基づきます。
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