損保ジャパンとTrendAI等、サイバー保険契約者にASMを12月1日から提供へ
損害保険ジャパン株式会社(以下「損保ジャパン」)、SOMPOリスクマネジメント株式会社(以下「SOMPOリスク」)、トレンドマイクロ株式会社の法人向けブランドTrendAIは、損保ジャパンのサイバー保険契約者に対してASMの提供を12月1日から開始します。
企業のIT資産の脆弱性管理とサイバー攻撃の未然防止を支援するソリューションをサイバー保険に組み込むことで、導入障壁を低減しセキュリティ強化を後押しします。
深刻化するサイバー攻撃と提供の背景
近年は様々なフロンティアAIの台頭もあり、サイバー攻撃の手法が高度化・巧妙化しています。警察庁の「令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」によると、国内のランサムウェア被害件数は2025年に226件に達しており、高水準で推移しています。
また、DXの加速やクラウドサービスの拡大、テレワークなど働き方改革の推進に伴って企業の攻撃対象領域も拡大しており、外部境界における脆弱性管理が経営課題となっています。一方で、専門人材の確保や導入コストの負担が多くの企業にとって課題となっていることから、3社はセキュリティ態勢の発展とサービス向上を目的に本ソリューションの提供を決定しました。
SOMPO Cyber Risk Scanの機能
共同で提供される「SOMPO Cyber Risk Scan」は、企業のIT資産の脆弱性管理(ASM)とサイバー攻撃の未然防止を包括的にサポートするサービスの総称です。サービス内ではTrendAIの「TrendAI Vision One™」が提供するASM機能を活用します。
本サービスにおいてASM(Attack Surface Management)とは、インターネットに公開されている企業のIT資産(サーバー、クラウド、ドメインなど)を対象に、外部の攻撃者と同じ視点から脆弱性などのリスクを探索・監視するソリューションを指します。
自社の公開資産スキャンに同意した企業に対し、TrendAIが提供するASMによる診断を実施して外部公開資産のリスク状況を可視化します。契約者はダッシュボードのアカウントを通じて継続的なスキャン結果をいつでも確認できるほか、セキュリティリスクに対する改善のヒントとなる情報の確認や、操作・結果に関する疑問を相談できるサポートデスクを利用できます。保険未契約の企業も、契約前に一度のみASMによる簡易診断を行ったうえで保険加入を検討できます。
今後の取組み
損保ジャパン、SOMPOリスク、TrendAIの3社は、以下の実現を目指して取り組みを進めるとしています。
- サイバーリスクの低減:事故後の補償だけでなく、潜在的なリスクの可視化やサイバー攻撃被害に遭う前のプロアクティブな対策を提供し、サイバーリスクの低減を目指します。
- お客さま満足度の向上:SOMPOグループは「サイバーリスク低減に貢献するパートナー」へと変化し、関係性を深化させることを目指します。TrendAIはトレンドマイクロの約40年にわたるセキュリティ専門企業としてのインテリジェンスと実績を活かし、対策を支援します。
- 保険の引受の高度化:ASM等によって得られる客観的かつ動的なリスクデータを活用し、引受リスクの精度向上を図ります。
参画企業の概要
- 損害保険ジャパン株式会社:代表取締役社長は石川 耕治。
- SOMPOリスクマネジメント株式会社:代表取締役社長は中村 隆久。
- トレンドマイクロ株式会社:代表取締役社長 兼 CEOはエバ・チェン。TrendAIは同社のエンタープライズ向け事業部門で、世界185か国で採用され、Fortune Global 500企業を含む組織にセキュリティを提供しています(米Fortuneが毎年発表する、世界の大手企業500社を売上高でランク付けしたリスト)。URLは https://www.trendaisecurity.com/ja/ です。
本記事は損害保険ジャパン株式会社、SOMPOリスクマネジメント株式会社、トレンドマイクロ株式会社の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



