小野測器、BYD 海豹06DM-iの解析レポート3種を2026年10月に発売へ
電子計測器の製造および販売を行う株式会社小野測器は、新規事業の「ベンチマーキングレポート販売」において、中国のミッドサイズPHEVセダン「BYD 海豹06DM-i」に関する最新レポート3種を2026年10月28日(水)より販売開始します。今回発売されるのは「車両NVH」「エネルギーフロー/熱マネジメント」「エンジン性能」の解析レポートです。同社が2023年より展開している電動車両の計測レポートに、需要や問い合わせが特に多かった内容が新たに追加されます。
新規追加される解析レポートの概要
今回発売される3つのレポートは、BYDの最新PHEVシステムである「第5世代DMテクノロジー」を搭載した「BYD 海豹06DM-i」を対象に、実測データをもとにまとめられています。

車両NVHレポートでは、テストコースのロードノイズ路面やハーシュネス路面を走行した実走行実験に加え、パワーユニットの特性把握を目的としたハンマリング加振実験などを実施し、NVH性能の全容を解析しています。
エネルギーフロー/熱マネジメントレポートでは、環境シャシーダイナモメーターとソーク室を活用し、環境温度およびエアコン稼働状態別での北米3モード(UDDS・HWY・US06)とWLTCモードの電費・燃費・航続距離や各コンポーネントのエネルギー損失を解析しています。あわせて高電圧バッテリーの温調制御や車室内空調の挙動、エンジンと高電圧バッテリーによる熱制御ロジックを紐解いています。
エンジン性能レポートでは、搭載された1.5L高効率エンジン(圧縮比16:1)を対象に、実車制御下でのエンジンクランク軸トルク(ドライブプレートトルク)や燃料瞬時流量の直接計測により熱効率を算出し、動作点や燃焼制御の実態を可視化しています。

各レポートの詳細な測定・解析項目
各レポートには、以下の測定や解析結果が収録されています。
車両NVH
- 車室内騒音:運転席および助手席に設置した1/2インチマイクロホンによる、低速域~高速域の定常および過渡走行時の騒音レベル測定・解析
- パワートレインNV:モーター・インバーターに設置した3軸加速度検出器やパワーユニット各面(6面)の1/2インチマイクロホンによる音・振動の測定・解析、ならびにパワーユニットマウントのユニット側とボディ側の振動解析
- ロードノイズNV:ハーシュネス路面走行時におけるステアリングコラムや運転席シートの振動、ステアリングナックルやサスペンションタワー等の振動測定・解析
エネルギーフロー
- 北米モード走行の電費・燃費・航続距離:環境温度(-7℃・25℃)およびエアコン稼働状態別の電費・燃費・航続距離測定
- WLTCモード走行の電費・燃費・航続距離:環境温度(-7℃・23℃・40℃)およびエアコン稼働状態別の電費・燃費・航続距離測定
- 消費エネルギー分解:各コンポーネントの積算仕事・損失、時系列での走行中エネルギー消費経過、エネルギーフロー解析

熱マネジメント
- 熱マネジメント回路制御:実測データによる回路動作解析(特殊条件下におけるeAxle排熱等の回収・車室内空調への再利用確認を含む)
- ヒートポンプシステムの効率:冷媒回路上の温度・圧力・流量実測データに基づく圧縮機特性の解析および各種効率の計算
- 高電圧バッテリー温度管理:環境温度(-7℃~40℃)における温調解析(低温環境下における面状ヒーターおよび充放電パルスの組み合わせによるバッテリー加温技術の確認を含む)
エンジン性能
- モード走行:充電維持状態でのWLTC走行時における使用エンジン領域やColdスタートとHotスタートでの制御の違い
- 定常性能:速度と負荷を変化させた実車制御下での燃料消費率を中心とした定常状態のエンジン単体性能
- 全開性能:各エンジン回転速度における最大トルク・出力の燃料違い(レギュラー/ハイオク)比較
- 加速時制御特性:停車状態からの全開加速、定速度走行からの全開加速における制御挙動
- アイドル制御:環境温度変化時や暖機後ソーク時間変化時における触媒暖機の制御挙動
- 触媒浄化率:ラムダ違いによる触媒浄化率の調査


自動車メーカーをはじめ、電動車両開発にかかわる企業やサプライヤー各社をターゲットとしています。高度化・多様化する自動車開発において、特にスピードが求められるxEV開発ではベンチマーキング情報の早期獲得ニーズが存在します。小野測器は計測器メーカーの視点から電動車を中心としたレポートを提供しており、今後も従来発表車種のレポート拡充とともに新規車種を順次拡大していく予定としています。

ベンチマーキングレポート販売の詳細: https://www.onosokki.com/ja-jp/products/engineering-services/benchmarking-report-sales?lang=ja-jp

株式会社小野測器の概要
- 創業:1954年
- 代表取締役社長:大越 祐史
- 主な事業内容:電子計測機器の製造、販売ならびに各種エンジニアリングサービス事業
本記事は株式会社小野測器の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



