訪日韓国人の金木犀商品スキャン割合が約5.8倍に急増 Paykeが分析結果を発表
インバウンド向けショッピングガイドアプリ「Payke」を運営する株式会社Payke(本社:沖縄県那覇市、代表取締役:古田奎輔)は、アプリ利用者の商品スキャンデータをもとに「金木犀(キンモクセイ)」の香りの商品に対する関心を国籍別に分析した結果を発表した。2026年4〜9月に日本国内で商品をスキャンした韓国籍ユーザーのうち、金木犀の香りの商品をスキャンした人の割合は約4.8%となり、前年同期(2025年4〜9月)の約0.8%と比べて約5.8倍に急増した。一方、台湾・タイ・香港・米国のユーザーでは同様の伸びは見られず、韓国籍ユーザー特有の関心の高まりが示されている。
スキャン行動は、訪日客が店頭で商品を手に取り母国語で情報を確かめる際に行われるため、同社では商品への接触や関心を示す行動として捉えており、購入や購入意向を示すものではないとしている。
比較した国籍の中で韓国籍ユーザーのみが大幅増
調査では、商品名に「金木犀」「キンモクセイ」「きんもくせい」を含む商品をスキャンした人の割合を国籍別に比較した。2025年4〜9月の時点では、金木犀の香りの商品を調べる割合はどの国籍もおおむね0.8〜1.6%の範囲に収まっていた。
しかし、2026年4〜9月には韓国籍ユーザーの割合が約4.8%へ跳ね上がり、前年同期比で約5.8倍となった。これに対し、台湾籍ユーザーは約1.0%から約1.0%の「横ばい」、タイ籍ユーザーは約1.6%から約1.1%の「減少」、香港籍ユーザーは約1.1%から約0.8%の「減少」、米国籍ユーザーは約0.9%から約1.0%の「微増(約1.1倍)」にとどまっている。
なお、比較の基準となる日本国内で商品をスキャンした韓国籍ユーザーの総人数は前年同期とほぼ同規模であり、母数の減少によって割合が大きく見えているわけではないという。

秋の香りへの関心が冬から春夏にかけても持続
秋に開花する植物である金木犀への関心は、通常は季節限定の傾向が強い。同社のデータでも、韓国籍ユーザーの関心は2024年10月に高まった後、翌2025年2月にかけて半分以下まで低下していた。


ところが韓国籍ユーザーの動向は2025年秋以降に変化を見せ、2025年10月に一段上昇した後は冬の間も高い水準を維持し、2026年3月にもう一段上昇した。その後も高水準のまま推移し、2026年9月には単月として最も高くなり、前年同月(2025年9月)の約4.4倍にあたる約5.8%を記録した。台湾籍ユーザーでも2025年9月に一時的な関心の上昇があったもののその後は低下しており、秋を過ぎても高い関心が持続したのは韓国籍ユーザーのみだった。
韓国籍ユーザーが関心を示す商品カテゴリの幅も広がっている。2025年4〜9月はボディ乳液やボディソープなどのボディケア商品が中心だったが、2026年4〜9月には生理用品、ハンドソープ、消臭剤、ホットアイマスクといった生活関連商品全般でもスキャン割合が上昇した。
地域別の分析においても、福岡・大阪・北海道・東京・愛知・京都の6都道府県のいずれでも同様に上昇傾向が確認されている。Paykeは、秋以外の季節にも店頭に金木犀の香りの商品を展開することや、ボディケア以外のカテゴリへの関心、主要な観光地域共通の動向であることが、インバウンド対応における手がかりになると考えているとしている。
調査概要
- 集計対象期間:2025年4月1日〜9月30日、2026年4月1日〜9月30日(月ごとの推移は2024年10月〜2026年9月)
- 対象:日本国内で位置情報を送信して商品のバーコードをスキャンした、日本国籍以外のPaykeユーザー
- 対象商品:商品名に「金木犀」「キンモクセイ」「きんもくせい」を含む商品
- 指標の定義:各国籍で、期間中に日本国内で商品をスキャンした人のうち、対象商品を1回以上スキャンした人の割合(分子・分母はいずれも人数。複数回スキャンも1人と計上。購入数・販売数ではない)
- 調査主体:株式会社Payke
本記事は株式会社Paykeの発表をもとに作成。
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