車選びドットコムが7月の中古車市場レポート公開 出品増も成約単価は高止まり
中古車情報サイト「車選びドットコム」を運営する株式会社ファブリカコミュニケーションズは、2026年7月の新車・中古車登録台数やサイト内販売台数の推移をもとに市場動向をまとめたレポートを公開した。国内新車販売が4カ月連続で前年を上回った影響などを受け、中古車オークションの出品台数は前年比15.0%増と大幅に伸長した。一方で成約率は前年を下回ったものの、成約単価は134万5千円と過去最高圏での高止まりが続いている。
新車販売の回復と中古車オークションの需給変化
2026年7月の国内新車販売台数は登録車と軽自動車の合計で前年同月比6.8%増の41万7,163台となり、4カ月連続で前年実績を上回った。登録車は同9.7%増の27万6,679台で、新型車効果や受注残の消化が進んだことが寄与した。軽自動車も同1.6%増の14万484台と、4カ月ぶりにプラスへと転じた。
新車販売の回復に伴う下取り車の増加により、中古車オークション大手USSの7月実績では出品台数が前年比15.0%増の35万2,947台と急増した。成約率は63.8%と前年同月を2.4ポイント下回り需給の緩和傾向が見られるものの、成約単価は同8.1%増の134万5千円と高水準を維持した。輸出抹消登録の高水準維持や高単価車の構成比率が、価格の下支え要因となっている。
車種別の販売動向と電動車の状況
登録車の通称名別ランキングではトヨタの「ヤリス」が首位を維持し、「ライズ」や「ランドクルーザー」「RAV4」などが大幅に台数を伸ばした。軽自動車ではマイナーチェンジを実施したホンダの「N-BOX」が前年比34.7%増の2万2,506台となり、単独首位を独走している。
輸入車市場では、日本メーカーの海外生産・逆輸入車が前年比78.5%増と急伸し、輸入車総数の45%強を占めた。また、燃料別では乗用EV(電気自動車)が1万62台と前年比で約3.5倍に増加したほか、中国・比亜迪(BYD)の軽EV「ラッコ」が初月125台を計上するなど、電動車市場でも新たな動きが見られる。
今後の市場見通しと事業者への示唆
オークションの出品増により供給回復の兆しが見られる一方、7月28日に発生した令和8年熊本地震による自動車サプライチェーンの停止が、今後の新車供給や中古車発生ペースを左右する懸念要因として挙げられている。
レポートでは事業者向けの示唆として、成約率の低下傾向が継続するかどうかの注視、輸出向けと国内向け車両での仕入れ基準の差別化、新車生産動向を踏まえた在庫管理などを挙げている。
会社概要
- 株式会社ファブリカホールディングス
- 代表者:代表取締役社長CEO 谷口政人
- 本社所在地:東京都港区赤坂1-11-30 赤坂1丁目センタービル 9F
- 上場市場:東証スタンダード市場(コード番号:4193)
- URL:https://www.fabrica-hd.co.jp/
- 株式会社ファブリカコミュニケーションズ
- 代表者:代表取締役社長CEO 谷口政人
- 本社所在地:愛知県名古屋市中区錦3-5-30 三晃錦ビル8F
- 出資比率:株式会社ファブリカホールディングス100%
- 事業内容:自動車販売支援システム開発・販売事業、インターネットメディア事業、WEBマーケティング支援事業、自動車修理・レンタカー事業
- URL:https://www.fabrica-com.co.jp/
本記事は株式会社ファブリカコミュニケーションズの発表のほか、自販連、全軽自協、JAIA、USS、日刊自動車新聞、時事通信等の公表情報をもとに作成しています。
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