大塚製薬と京王電鉄が実証実験、乗務員の71.9%で人前での水分補給頻度が増加
大塚製薬株式会社と京王電鉄株式会社は、人前で働く従業員が周囲の目を気にせず水分補給できる環境づくりを目的に、運転士や車掌を対象とした実証実験を実施しました。
事前の調査では「水分補給をためらった経験がある」と答えた人が74.4%にのぼったのに対し、ポスター掲示やバッジ着用などの取組み後は71.9%が「人前で勤務している時間の水分補給頻度が増えた」と回答しました。

周囲の目を気にして水分補給をためらう実態



大塚製薬が2026年6月に実施した調査(全国の20~69歳男女600名対象)では、人前で働く仕事に従事する人の約6割が「仕事中に水分補給を我慢した経験がある」と回答しました。一方で、お客さまの約7割は「従業員の水分補給は気にならない」と感じており、働く人の意識と周囲の受け止めにギャップが存在していました。


京王電鉄の運転士・車掌を対象に実施した事前アンケート(有効回答119名)でも、98.3%が「お客さまの目に触れる場所でも、こまめな水分補給は必要」と答え、88.1%が「上司など職場全体として水分補給を推奨している」と回答しました。しかし、74.4%が「水分補給をしたいと思ってもためらった経験がある」と回答し、その理由として「お客さまの目が気になるから」が最も多く挙げられました。水分補給の場所についても運行管理所内や乗務員室内に集中し、ホーム上での補給は13.4%にとどまっていました。

啓発ポスターの掲示やバッジ着用で環境づくり
大塚製薬は2026年7月より「仕事中の #こまめに給水プロジェクト」を展開しており、その一環として京王電鉄の協力のもと実証実験を行いました。実施期間は2026年8月31日~9月17日で、京王電鉄の従業員約800名を対象に実施されました。
実験では、車内や駅構内への啓発ポスターの掲示、従業員による啓発バッジの着用、「ポカリスエット イオンウォーター」の配布という3つの取組みが行われました。水分補給を行ってよいことを周囲に示すことで、職場環境や意識の変化を検証しました。
取組み後に見られた意識と行動の変化
実証実験後のアンケート(有効回答228名)では、71.9%が取組み前と比較して「人前で勤務している時間の水分補給頻度が増えた」と回答しました。また、82.0%が「人前で勤務中の水分補給に対する意識」が高まったとし、87.7%が「啓発ツールが水分補給を意識するきっかけになった」、86.4%が「啓発ツールによって人目を気にせずに水分補給しやすくなった」と回答しています。
さらに、91.2%が「職場全体で水分補給しやすい雰囲気になった」と答え、事前アンケートで「お客さまがいるとき、周囲を気にせず水分補給できる雰囲気がある」と回答した31.6%から大幅に上昇しました。「人目を気にせず水分補給しやすくなった」「職場全体で水分補給しやすい雰囲気になった」「お客さまの目に触れる場所での水分補給の頻度が増えた」の3項目すべてに肯定的に回答した割合は67.5%でした。
京王電鉄の担当者は、2024年3月に制定した「京王グループ 健康経営宣言」のもとで水分補給を促してきた背景に触れ、プロジェクトの実施によって社内外への発信が進み、水分補給を躊躇する思いを軽減できたのではないかとしています。
本実証実験の様子を収録した「仕事中の #こまめに給水プロジェクト」ムービーは、2026年10月28日(水)より大塚製薬公式YouTubeチャンネルにて公開されます(URL: https://youtu.be/8CwnqOXQ0kg )。



実証実験の概要は以下の通りです。
- 実施期間:2026年8月31日~9月17日
- 対象者:京王電鉄の従業員 約800名
- 取組み内容:車内・駅構内への啓発ポスター掲示、従業員の啓発バッジ着用、「ポカリスエット イオンウォーター」の配布
- 事前アンケート:2026年8月15日~9月17日実施、有効回答119名
- 事後アンケート:2026年9月18日~9月30日実施、有効回答228名
なお、関連製品である「ポカリスエット イオンウォーター パウダースティックタイプ500ml用」は、通信販売サイト「オオツカ・プラスワン(https://www.otsuka-plus1.com/shop/)」や一部ECサイトで販売されています。
本記事は大塚製薬株式会社の発表をもとに作成しました。
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