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オラクル、Oracle Fusion Claw搭載の新AI機能を発表

オラクルは米国時間2026年10月26日、「Oracle Fusion Cloud Applications」全体にわたる新たなAIイノベーションを発表した。新たな実行基盤「Oracle Fusion Claw」を搭載した「Oracle Fusion Agentic Applications」により、組織は財務や人事、サプライチェーンなどの領域で複雑な業務を大規模に遂行できるようになる。さらに、業務の委任や進捗追跡を可能にする「Oracle Fusion Companion」や「Oracle Fusion Agentic Home」といった新しい体験も提供される。

実行基盤「Fusion Claw」と成果主導型アプリケーション

成果主導型のエージェント型アプリケーションである「Oracle Fusion Agentic Applications」は、ユーザーが目標、権限、説明責任を定義し、システムが成果の実現に向けてプロセスを調整する仕組みとなっている。

新たな実行基盤となる「Oracle Fusion Claw」は、大規模かつ長時間にわたる業務や継続的な再計画、決定論的な実行、ガバナンスのもとでの自律性向上をサポートし、より複雑で専門性の高い業務の遂行を可能にする。

オラクルのアプリケーション開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるクリス・レオーネ(Chris Leone)は、人が目標やポリシーを設定しソフトウェアが業務を実行する重要性に触れ、「これらのイノベーションは、人がエンタープライズ・ソフトウェアを利用する方法を変え、統制と説明責任を維持しながら、重要な意思決定に注力するための余力を生み出します」と述べている。

主要4製品で25のエージェント型アプリケーションを展開

「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)」、「Oracle Fusion Cloud Human Capital Management(HCM)」、「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing(SCM)」、「Oracle Fusion Cloud Customer Experience(CX)」の各製品において、「Fusion Claw」を搭載した25のエージェント型アプリケーションが利用可能となった。展開される主なアプリケーションは以下の通りである。

  • 元帳: 大量の会計仕訳を横断して情報を照合し、例外や異常を調査するとともに、承認された複雑な財務分析と実行に決定論的な計算処理を適用して決算準備状況の改善などを目指す
  • 要員オーケストレーション: 人材育成や採用などの選択肢を評価し、需要変動やコストのバランスを取る要員計画を策定して承認されたアクションを調整する
  • 給与計算アクティビティ・ワークスペース: 当期の給与やコストを過去の期間と比較して差異を特定し、承認に向けた推奨アクションを準備する
  • 供給計画の配分: 生産ラインや構成部品などを評価してシナリオを比較し、限られた資材や生産能力の配分計画を準備する
  • 調達支出: 支出や契約データを分析して契約外支出などの逸脱を検出し、コスト削減機会の定量化と是正措置の提案を行う
  • CPQのテスト環境から本番環境へのセットアップと構成の移行: 移行パッケージの変更内容をレポートにまとめ、潜在的な問題を特定した上で承認済みの移行手順を実行する
  • サービス・ヘルス・チェック: サービス・パフォーマンスの問題と根本原因を特定し、顧客や業務に影響を及ぼす前に承認されたアクションを実行する
  • 戦略的なフィールド需要計画: 必要なリソースを予測して不足を特定し、残業コストを管理しながらフィールド業務の対応能力を顧客需要に合わせる

目標定義から委任・追跡までをつなぐ新たなAI体験

業務の実行に向けて、「Oracle Fusion Companion」と「Oracle Fusion Agentic Home」が導入される。

「Oracle Fusion Companion」は、ChatGPTなどの対応AIツールを通じて「Oracle Fusion Applications」を利用できるようにするレイヤーである。企業のビジネス・コンテキストやデータ、ユーザー権限を用いて目標を理解し、業務に必要なトランザクションやワークフロー、AIエージェントを自動で選択・調整する。セキュリティや統制を遵守しながら、他システムのデータ活用やアクション調整も担う。

この機能を基盤とする「Oracle Fusion Agentic Home」では、パーソナライズされたAIネイティブの環境が提供され、ユーザーはビジネス目標を定義して業務をAIエージェントやエージェント型アプリケーションに委任し、進捗を追跡できる。

オラクルはエコシステムの拡張に向けて「Oracle AI Agent Studio for Fusion Applications」も提供する。これにより、顧客やパートナーはエージェントやエージェント型アプリケーションの作成、拡張、管理を行うことができる。

ノーコードおよびプロコード機能を備えており、再利用可能なエージェントをサポートするほか、組み込みの可観測性やROI測定、安全管理機能を通じて大規模な運用の支援を図る。

本記事はオラクルの発表をもとに作成。

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