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日本精工のエンジニアリングチェーン変革プロジェクトにおいて、3DA製造図の3D表現基盤として「XVL」を採用

日本精工の変革プロジェクトでラティスの超軽量3Dデータ形式XVLが採用

CATEGORY: テクノロジー

ラティス・テクノロジー株式会社の超軽量3Dデータ形式「XVL」が、日本精工株式会社(NSK)のエンジニアリングチェーン変革(ECM)プロジェクトにおいて、3DA製造図の3D表現基盤として採用されました。業務での実運用は9月から開始されています。世界に86の生産拠点と200以上の事業拠点を展開するNSKは、ものづくりプロセス全体の情報連携高度化を図り、高品質と短納期の実現を目指しています。

2D図面中心の業務から設計・製造データ連携の高度化へ

1916年創業のベアリングメーカーであるNSKでは、自動車事業および産業機械事業において設計変更への迅速な対応と高い品質水準の維持が求められていました。OEM向け製品での個別仕様対応も多く、設計から製造までの正確な情報伝達が課題となっていました。

従来の業務は2D図面を中心としており、図面で表現しきれない情報を別資料や担当者の経験で補完するケースがありました。生産準備工程におけるシステムへの転記作業による工数増加やヒューマンエラーのリスクも課題とされていました。

NSKのECMプロジェクトでは、設計・製造のデータ連携を3つのステップで捉えています。

  • ステップ1:生産準備のデータ連携(今回の取り組み)
  • ステップ2:工場システムとのデータ連携
  • ステップ3:スマートファクトリーの実現

今回の取り組みであるステップ1では、3DAモデルの情報を生産準備工程へ直接連携し、設計から製造へのデータ活用基盤を構築します。この基盤を発展させ、製造工程のデータをリアルタイムに把握・活用して品質管理や設備保全、製品トレーサビリティの高度化を実現するスマートファクトリーへつなげる計画です。

XVL採用の要件と内製システムとの連携

NSKでは、3DA製造図を生産準備や製造現場を含む関係者が活用できる環境を重視し、以下の4つの要件を満たすXVLを採用しました。

  • 軽量な3Dデータにより、国内外の拠点へ効率的に展開できること
  • 専用CADを保有しない関係者でも、Webブラウザを通じて同一の3Dデータを参照できること
  • 3D形状に寸法、公差、注記などの属性情報を紐付けて管理でき、一貫性を確保できること
  • 統合管理された属性情報をデジタルデータとして活用し後工程の自動化や連携が容易であること

NSKは生産準備工程へのデータ連携に向け、独自の「デジタル製造図作成システム」を内製しています。設計者が3D CADで作成した3Dモデルは「XVL Converter Advanced」でXVLへ変換され、「XVL Web3D Manager」に格納された後、内製システムと連携します。さらに、PLMシステムに登録された設計情報を「XVL Processor」によってXVL形状へ統合し、ブラウザ上で属性情報を含む3DA製造図を参照できる環境の整備が進められています。

取り組みによる効果と今後の展望

今回の取り組みにより、人手による転記作業の削減、入力ミスや反映漏れに起因する品質リスクの低減、設計情報と属性情報の一元活用による業務効率向上が見込まれています。3DA製造図の属性情報を活用し、加工図や工程設定表、見積シートなどの帳票を自動作成する仕組みの検討も始まっています。

NSKは今後、生産準備工程での活用を起点に3DA製造図の活用範囲を段階的に拡大する方針です。ラティス・テクノロジーは、XVLを通じて設計から製造までのデータ活用と連携を支援し、現場で無理なく活用・定着できるデジタル環境の構築に貢献するとしています。

  • 代表:代表取締役社長 鳥谷 浩志
  • 本社:〒162-0821 東京都新宿区津久戸町1-2 あずさセンタービル4階
  • 資本金:7億円
  • 事業内容:超軽量3DフォーマットXVL関連ソフトウェアの開発・販売、コンサルティングなど3Dデータ活用のソリューションサービス提供
  • URL:https://www.lattice.co.jp/

本記事はラティス・テクノロジー株式会社の発表をもとに作成されています。

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