西粟倉村の大茅スキー場跡地にアクティビティパークが2028年春開業へ
岡山県英田郡西粟倉村と、株式会社カヤック、株式会社キャンプサイト、佐藤建設株式会社の3社からなる大茅コクリエイト事業開発合同会社は、大茅スキー場の跡地にアクティビティパーク「MOUNTAIN TRACK おおがや」を2028年春に開業します。ゲレンデの斜面を生かした国内初の常設舗装トラックコースを中心に、四季を通じて山全体で遊べる施設として再整備が進められます。一般の旅行者が滞在できる新たな観光の拠点を構築し、全国で課題となっているスキー場跡地の新しい活用モデルとしての発信も目指します。

全国のスキー場は1998年の720か所から2019年には481か所まで減少しており、降雪量の減少や利用者の減少、設備の老朽化が各地で課題となっています。昭和40年代から親しまれてきた大茅スキー・キャンプ場も、降雪量の減少やリフトの更新が必要になったことなどから2022年3月末にスキー場の営業を終了し、キャンプ場の利用者も年間1,000人に満たない状況となっていました。


こうした中、西粟倉村は跡地を四季を通じて楽しめる場所として再整備することを決定し、民間事業者からの提案を募集しました。2024年11月に株式会社カヤック、株式会社キャンプサイト、佐藤建設株式会社によるコンソーシアムの提案が採択され、今回の事業開発が進められることになりました。関西圏や岡山・姫路などを主な来訪圏と想定し、将来的には訪日観光客の誘致も視野に入れています。

全長330mのスネークランや宿泊キャビンを整備


施設内には、ゲレンデ斜面を生かして蛇行しながら滑り降りる全長330mのトラックコース「スネークラン」を設置します。スキー場跡地の斜面に整備した常設の舗装スネークランとしては国内初(2026年10月時点 事業者調べ)となり、プロスノーボーダーの藤田一茂氏がコースプロデュースを手がけます。スケートボード、キックボード、BMXなど様々な乗り物に対応し、初心者から経験者まで楽しめる設計です。

敷地内にはアクティビティのほか、県産材を使用した3タイプの宿泊キャビンやサウナを配置します。さらに旧カフェテラス棟を改修し、西粟倉村の木材を使った屋内アスレチックとワークスペースを整備することで、雨天時でもボルダリングやキッズジムなどを体験できる環境を整えます。
西粟倉村の青木秀樹村長は、これまで受け継がれてきた想いと自然資源を未来へつなぎ、民間企業の知見を生かして次の50年を見据えた地域の姿をともに描く取り組みであると説明しています。
2026年11月に現地でキックオフイベントを開催
開業に向けたお披露目の場として、2026年11月1日にキックオフイベントが開催されます。入場は無料で、事前申し込みは不要です。
- 日時:2026年11月1日(日)10:00〜15:00
- 会場:むらみっけ文化祭2026 会場内(あわくら会館・西粟倉村役場周辺)
- 内容:ギア体験試乗会、大茅フォトコンテスト写真展・表彰式、コースディレクター 藤田一茂氏のトーク、完成イメージの展示(予定)
- 主催:西粟倉村/大茅コクリエイト事業開発合同会社
- お問い合わせ:西粟倉村役場 産業観光課 0868-79-2230
施設と事業主体の概要
計画されている施設の仕様および事業主体の情報は以下の通りです。
施設概要
- 名称:MOUNTAIN TRACK おおがや
- 所在地:岡山県英田郡西粟倉村大字大茅1094番地8 他2筆(旧大茅スキー場)
- 開業:2028年春(予定)
- 敷地面積:93,601㎡(約9.36ヘクタール)
- 主な施設:トラックコース「スネークラン」(全長約330m)、宿泊キャビン、サウナ、屋内アスレチック、センターハウス(ショップ・レンタル)、駐車場
- アクセス:西粟倉ICから車で10分(大阪市・岡山市から車で2時間、鳥取市から車で45分)
事業主体
- 大茅コクリエイト事業開発合同会社(株式会社カヤック、株式会社キャンプサイト、佐藤建設株式会社)
本記事は西粟倉村および大茅コクリエイト事業開発合同会社の発表をもとに作成しています。
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