オラクルがAIエージェント向け公開リポジトリFSCRを発表
オラクルは米国2026年10月26日、「Oracle Fusion Cloud Applications」のセットアップと構成をAIエージェントが機械可読形式で読み取り、実行できるようにする公開Gitリポジトリ「Oracle Fusion Setup and Configuration Registry(FSCR)」を発表した。オラクルが構築し、継続的に維持・更新するFSCRは、製品に関する専門知識とベスト・プラクティスを再利用可能なAIスキルとして体系化している。手作業によるセットアップと構成の多くをソフトウェアとAIエージェントを通じて実行し、大部分を自動化することで、実装チームが業務プロセスの変革などに注力できるよう支援する。
FSCRは、「Oracle Fusion Applications」のセットアップと構成に関する、機械可読形式で実行可能な情報源となる。エージェントが「Oracle Fusion Applications」内でセットアップと構成の計画、実行、テスト、検証を直接行える環境を提供する。
公開Gitリポジトリを通じて提供されるAIスキルには、構成オプション、依存関係、実行順序、実行、テスト、検証にわたる専門知識とベスト・プラクティスが体系化されている。FSCRは「Oracle Fusion Applications」とともに継続的に維持・更新されるため、ユーザーやパートナー、AIエージェントは常に製品に即した基盤を利用できる。システム・インテグレーターは、この基盤を自社の方法論や自動化、業界向けソリューションによって拡張可能としている。
OpenAIなどのAIアシスタントに対応した手順実行
FSCRを使用することで、OpenAIなどが提供するAIアシスタントやコーディング・エージェントは、ビジネス要件、プロセス文書、ポリシー、既存の構成を導入手順書に変換して作業を実行できる。
エージェントは必要な構成を計画し、「Oracle Fusion Applications」内でセットアップや更新を直接実行するとともに、その結果を自動的にテスト・検証する。専門知識を持つレビュー担当者は、完了した構成を確認し、調整を依頼したうえでデプロイメントを承認できる。
オラクルのアプリケーション開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるクリス・レオーネ(Chris Leone)は、導入に関する知識が製品とともに継続的に進化し、新たなクラスの成果主導型アプリケーションへの移行を支援する、エンタープライズ・アプリケーション提供における新たなモデルであると述べている。
「Oracle Fusion Cloud Applications」は、財務、人事、サプライチェーン、製造、営業、サービス、マーケティングの各領域を網羅するクラウド・アプリケーションスイートであり、以下の製品で構成される。
- Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)
- Oracle Fusion Cloud Human Capital Management(HCM)
- Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing(SCM)
- Oracle Fusion Cloud Customer Experience(CX)
基盤を成果創出システムへと拡張する「Fusion Agentic Applications」は、組織が定義するポリシー、統制、権限の範囲内でエンドツーエンドの業務を連携・実行するよう設計されている。また、「Oracle AI Agent Studio for Fusion Applications」により、エンタープライズ・データとセキュリティやガバナンスを組み合わせ、これらのエージェントやエージェント型アプリケーションの作成、拡張、管理が可能となっている。
本記事はオラクルの発表をもとに作成。
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