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引退競走馬のセカンドキャリア支援へ サラブリトレーニング・ジャパンがCF実施中

岡山県吉備中央町のNPO法人サラブリトレーニング・ジャパンは、引退競走馬のリトレーニング費用を支えるクラウドファンディングを実施している。目標金額100万円の50%に到達(10月27日時点)しており、募集期間は2026年11月15日(日)までとなっている。集まった支援金は、リトレーニングに携わるスタッフの人件費や馬たちのえさ代・おが粉代、治療や去勢手術にかかる費用などに充てられる。

引退競走馬をめぐる現状と課題

日本では年間約8,000頭前後のサラブレッドが生まれている一方、競走馬としての登録を終える馬は、中央・地方間の移籍を除いても年間約7,000頭にのぼる。競走馬として走るのは多くが2〜3歳からで、結果が出なければ早い馬は3歳前後で競走生活を終える。

その後、乗馬や繁殖として次の道に進める馬がいる一方で、行き先が統計上「その他」に分類され、追跡できない馬も年間1,100頭余りいるとされる。同法人がリトレーニングを通じて送り出した馬は200頭余りとなっている。

人との信頼関係を築き直すリトレーニング

リトレーニングとは、速く走ることを求められてきた競走馬が、引退後に人と穏やかに関わり、乗用馬などとして活動できるように再調教する取り組みを指す。

競走馬として身につけた動きや習慣を見直しながら、人との信頼関係を築き直していく。馬それぞれの性格や個性を見極め、適性に合ったセカンドキャリアにつなげることが重要視されている。

乗馬やセラピー、教育現場へ広がる活躍の場

リトレーニングを終えた馬たちは、乗馬クラブをはじめ、ホースセラピーや神社の伝統行事、観光牧場など多様な場所で活動している。

同法人では2021年度から、学校や行政と連携して児童が馬とのふれあいや乗馬体験を授業として行う乗馬スクール事業を展開している。この取り組みは吉備中央町や高梁市をはじめ、隣接自治体や県外にも広がっている。

2016年6月の設立以来、「引退競走馬を1頭でも多くセカンドキャリアにつなぐ」をスローガンに活動を続ける同法人のクラウドファンディング概要は以下の通り。

  • 目標金額:100万円(10月27日時点で50%に到達)
  • 募集期間:2026年11月15日(日)まで
  • 資金使途:リトレーニングに携わるスタッフの人件費、馬たちのえさ代・おが粉代、治療や去勢手術にかかる費用、輸送費、ホースセラピー用の馬の育成や養老牧場の調査、法人の運営費
  • プロジェクトURL:https://camp-fire.jp/projects/979728/view?srsltid=AYCX9vIXo92rtX6OcPiDuOVcMoUsTCJN5fNQecNODaYQ_N2-EBDFwS82

本記事はNPO法人サラブリトレーニング・ジャパンの発表、および農林水産省畜産局競馬監督課『馬産地をめぐる情勢』(令和8年6月)、ジャパン・スタッドブック・インターナショナル『2025年の生産頭数』をもとに作成。

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