パナソニック ホームズ、床下除湿ユニット搭載の戸建住宅を10月1日に発売へ
パナソニック ホームズは、全館空調システム「エアロハス」に新たに床下除湿ユニットを搭載した戸建住宅商品「NEWカサートX」および「NEWフォルティナX」を、2026年10月1日に発売する。2026年9月1日からは先行モニターキャンペーンも実施する予定だ。
同社の全館空調システム「エアロハス」は、家じゅうの温度差を抑えながら空気環境を保つシステムとして2017年に発売された。今回の床下除湿ユニット導入により、温度だけでなく夏場の湿度環境も整える住空間の実現を目指すとしている。
気候変動を見据えた温湿度環境への対応
パナソニック ホームズは創業以来、地熱利用換気や稚内珪藻土による調湿技術など、自然の力を活用した空気環境づくりに取り組んできた。
しかし、近年の気候変動により従来の対策だけでは室内環境の維持が難しくなりつつあることから、約60年後の気候条件下で行った芝浦工業大学との共同研究(2026年5月19日発表)を実施した。その結果、夏季の温度は快適に保てるものの、湿度環境へのさらなる対応や消費エネルギーの効率化が求められることが判明したため、自然の力に加えて機械による除湿機能を組み合わせた開発を行ったという。
床下除湿ユニットによる主な機能
床下換気給気部に設置される床下除湿ユニットは、外気の温度と湿度を検知して除湿に適した条件で自動運転を行い、高温多湿な季節の湿度環境を整える。
- 湿度の抑制:高湿な空気を室内に給気する前に床下で除湿し、空調ユニットで冷房して家じゅうに搬送する。梅雨時期を含む7月の試算(※岡山市の気象データ等に基づく試算条件、浴室・トイレなど空調対象外の空間を除く)では、家じゅうの湿度を10〜15%抑える効果が見込まれている。
- 地熱の活用:除湿時に発生する凝縮熱による空気温度の上昇を、床下地盤との熱交換(地熱)によって緩和して換気に活用する(※温度上昇は完全に相殺されるものではない)。
- 運用の手間の軽減:湿気が多い場合の自動運転に加え、発生した水は排水管直結のドレンから自動で排水される。あらかじめ湿度を下げた空気を供給することで、空調ユニット内の専用エアコンにかかる除湿負荷を軽減する。
採用実績と対象地域
「エアロハス」は2017年の発売以来、累計で約8,000棟の出荷実績を持つ。同社の新築戸建住宅における採用率は、2020年度の26%から2025年度には52%へと増加している。
なお、床下除湿ユニットを搭載した「エアロハス」は、省エネ基準地域区分の5・6・7地域で標準採用、同区分4地域でオプション採用となる予定である。
本記事はパナソニック ホームズの発表をもとに作成。
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