信号機のない横断歩道の一時停止率が過去最高の61.1%に JAF調査
JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 坂口正芳)は、2026年5月11日(月)から6月30日(火)にかけて実施した「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における一時停止状況全国調査」の結果を公開しました。今回の調査において、一時停止率は調査開始以来最も高い61.1%を記録しました。一方で、依然として約4割の車両が停止していない実態も明らかになっています。
停止率は前年比4.4ポイント増の61.1%に
今回の調査は、全国94カ所の信号機が設置されていない横断歩道を対象に、通過する車両5,998台について実施されました。歩行者が横断しようとしている場面で一時停止した車両は3,662台(61.1%)となり、昨年に引き続き過去最高の停止率となりました。
この停止率は前年の調査時と比較して4.4ポイント増加しており、37都道府県で上昇がみられました。調査開始時の2016年(7.6%)と比べると約8倍に達しています。しかし、依然として約4割の車両が停止しておらず、歩行者優先の徹底に向けた課題が残る結果となりました。

なお、調査場所は各都道府県内2カ所ずつであり、市町村すべての道路で同様の数値(傾向)とは限らないとされています。調査方法や各都道府県の調査結果は、ウェブサイト上の「信号機のない横断歩道実態調査 2026(全国調査)」(https://jaf.link/4zZXoH0)で確認できます。
道路交通法における歩行者優先と注意点
道路交通法では「横断歩道における歩行者優先」が定められており、車両が横断歩道を通過する際に横断しようとする歩行者がいる場合は、横断歩道の直前で一時停止し、通行を妨げないようにする必要があります。

また、横断しようとする歩行者がいないことが明らかな場合を除き、横断歩道の手前で停止できるよう、あらかじめ速度を落とすこともドライバーの責務とされています。歩行者側についても、横断歩道を渡る際にはドライバーにその意思を伝えるとともに無理な横断を避けるなど、双方が安全を意識して行動することが重要とされています。
横断歩道手前30m以内での追越し・追抜き禁止
前方を走行する車両が横断歩道の手前で一時停止している場合、歩行者の横断を優先している可能性があります。道路交通法では、横断歩道の手前30m以内において前方の車両を追越しや追抜きをしてはならないと定められています。
横断歩道の手前には道路標識や道路標示が設置されているため、注意して運転することが求められます。JAFは今後も、交通事故防止・交通安全啓発活動を積極的に進め、安全で安心な交通社会の実現を目指すとしています。


本記事はJAF(一般社団法人日本自動車連盟)の発表をもとに作成しました。
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