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第一三共ヘルスケア、ワレモコウエキスにⅣ型コラーゲン産生量低下の抑制作用を発見

東京都中央区に本社を置く第一三共ヘルスケア株式会社(社長:内田高広)は、肌の透明感に関する研究において、加齢に伴い蓄積するAGEs(終末糖化産物)が表皮細胞における基底膜構成因子であるⅣ型コラーゲン産生量を低下させることを明らかにしました。あわせて、その低下を抑制する働きが植物由来成分のワレモコウエキスにあることを発見しました。これにより、肌の透明感において重要なキメを支える基底膜への新たなアプローチにつながる知見が得られたとしています。

研究の背景と基底膜への着目

肌における透明感は、多くの女性がスキンケアに求める重要な要素のひとつであり、近年は加齢に伴う肌の糖化が肌の印象を左右する原因として注目されています。同社はこれまで、肌画像から得られる輝度(人の目に入る光の量)と黄みのムラのスコアを用いて客観的かつ定量的に評価する独自開発の手法「透明感スコア」を活用し、研究を進めてきました。その解析により、肌のキメと透明感スコアの間に有意な相関があることを見出していました。

肌のキメは基底膜構造の乱れによる影響を受けることが知られている一方、詳細なメカニズムは十分に解明されていませんでした。そこで今回の研究では、加齢に伴い蓄積するAGEs(体内のたんぱく質と糖が結びつく「糖化」によって生じる物質の総称)に着目し、基底膜への影響について検討が行われました。

AGEs誘導下での実験とワレモコウエキスの効果

研究では、ヒト正常表皮角化細胞(NHEK)を用い、AGEsの前駆体として知られるグリオキサール(GO)を処理して細胞内のAGEsを誘導しました。その結果、GO処理によって濃度依存的に細胞内AGEsの増加が誘導され、それに伴い基底膜の主要構成因子であるⅣ型コラーゲン産生量が低下することが確認されました。

続いて、8種の植物エキスよりスクリーニングを実施したところ、AGEsによるⅣ型コラーゲン産生量低下への抑制作用において、バラ科植物のワレモコウの根から抽出されるワレモコウエキスが他の成分と比べて高い効果を示しました。NHEKをワレモコウエキス含有培地で培養した後にGO処理を行った実験では、ワレモコウエキスが濃度依存的に細胞培養上清中のⅣ型コラーゲン産生量の低下を抑制することが確認されました。これらの結果から、ワレモコウエキスがⅣ型コラーゲン産生量の減少を抑制し、基底膜の正常な構造の維持に寄与することが示唆されたとしています。

今後の展望と製品開発への応用

同社は、肌の透明感を客観的に評価する透明感スコアの開発や、疫学調査を通じた透明感スコアとキメとの関係の解明など、透明感研究を段階的に進めてきました。今回の研究は、キメを肌の土台で支える基底膜に着目し、研究対象を肌表面から肌内部へと発展させたものとしています。

今後は得られた知見を製品開発に応用するとともに研究を深め、科学的知見を活かした付加価値の高い製品の提供や、肌の透明感を多角的にとらえたスキンケアの提案につなげていく方針です。

第一三共ヘルスケアについて

  • 会社名:第一三共ヘルスケア株式会社
  • 本社所在地:東京都中央区
  • 代表者:社長 内田高広
  • コーポレートスローガン:Fit for You ひとりひとりの健やかな人生のライフパートナー
  • 事業展開:OTC医薬品領域のほか、機能性スキンケア・オーラルケア・食品分野

本記事は第一三共ヘルスケア株式会社の発表をもとに作成されています。

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