Dellows News

中小企業の49.7%がAI・DX提案の必要性を十分に判断できず 実態調査

AI活用・DX推進支援などを手掛けるMulti Support Consultingは、中小企業・中堅企業で経営・管理に携わる30〜60代の方を対象に実施した「中小企業のAI・DX導入における判断に関する実態調査」の結果を発表した。調査は外部企業からAI・DXの提案を受けた経験がある149人を対象に行われた。その結果、提案を受けた際に自社に本当に必要かどうかを十分に判断できなかった人が49.7%に上ることが明らかになった。

提案経験者の約半数が自社への必要性を判断できず

外部企業からAI・DXのツールやサービスについて提案を受けた回数を尋ねたところ、「2~4回ある」が58.4%で最多となった。次いで「一度だけある」が22.1%、「5回以上ある」が19.5%となり、提案を複数回受けた経験を持つ回答者が多く、5回以上の提案を受けた人も約2割を占めた。

提案を受けた際に自社に本当に必要かどうかを判断できたかという質問では、「あまり判断できなかった」が41.6%、「ほとんど判断できなかった」が8.1%で、合わせて49.7%となった。一方、「ある程度は判断できた」は45%、「十分に判断できた」は5.4%で、合わせて50.4%だった。提案を受けた経験があっても、導入の必要性を十分に判断できなかった人が約半数に達している実態が浮き彫りとなった。

判断の障壁は「費用が適正かどうかわからない」が最多

AI・DXの導入を判断するうえで難しいと感じること(複数回答可)については、「費用が適正かどうかわからない」が95人で第1位となった。続いて「導入後に社内で運用できるか不安」が85人で第2位、「提案内容が自社に合っているか判断できない」が71人で第3位、「社内に詳しい人材がいない」が51人で第4位となった。費用の妥当性に加え、導入後の運用体制や自社業務との適合性を見極めることが課題となっている状況がうかがえる。

現実的な進め方は「低コストから始めて効果を見ながら広げる」

AI・DXを導入する場合にどのような進め方が現実的だと思うかを聞いたところ、「低コストのサービスから始めて、効果を見ながら広げる」が35.6%で最も多かった。次いで「一つの業務に絞って試す」が25.5%、「使用中のサービスのAI機能など、身近なものから試す」が20.1%、「専門家に相談して、自社に合った方法を決める」が12.1%、「最初から全社的な導入計画を立てて進める」が4.7%、「外部企業から提案された内容をもとに進める」が2%と続いた。大規模な導入よりも、低コストや特定業務から段階的に進める手法が現実的と考えられていることが示された。

調査概要と会社情報

同調査を実施したMulti Support Consulting(所在地:東京都千代田区九段南3-9-1九段サザンビル2階、代表:佐久間 篤夫)は、法律・経営コンサルタントの佐久間篤夫を中心に中小企業のAI活用・DX推進を支援している。業務内容や経営課題の整理、費用対効果や社内運用可能性を考慮した導入計画の策定、事業計画策定支援、補助金・助成金の申請支援などを手掛けており、AI活用可能性の無料簡易診断や30分の無料相談も案内している。

本調査の概要は以下の通り。

  • 調査名:中小企業のAI・DX導入における判断に関する実態調査
  • 調査期間:2026年10月8日〜2026年10月22日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:中小企業・中堅企業で経営・管理に携わる30〜60代の方(AI・DXの提案を受けた経験がある方に限定)
  • 調査人数:149人(データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。)
  • 回答者属性:男女比は男性63.1%、女性36.9%。年齢層は30代が38.3%、40代が42.3%、50代が16.1%、60代が3.4%。

本記事はMulti Support Consultingの発表をもとに作成。引用:マルチサポートコンサルティング(https://www.multi-support.jp/)

アクセスランキング

今日

1週間