伏見工業高等学校跡地開発、街の名称がKYOTO COCO CITYに決定
阪急阪神不動産株式会社、京阪電鉄不動産株式会社、積水ハウス株式会社の3社は、京都市伏見区の「伏見工業高等学校跡地」および「元南部配水管理課用地」における大規模な複合開発で誕生する街の名称を「KYOTO COCO CITY」に決定した。京都市と上記3社が2023年11月に締結した跡地活用に関する基本協定書に基づくもので、2028年春のまちびらきを予定している。街全体で電力消費に伴うCO2排出量の実質ゼロを目指すとともに、多世代が触れあえるコミュニティの形成に取り組む。
京都府内初となる脱炭素先行地域での一体型複合開発
環境省により選定された「京都市脱炭素先行地域」において、分譲マンションと戸建住宅、地域貢献施設、公園の一体的な複合開発が行われるのは京都府内では初となる。「エネルギーがまちと人を育てていく」をコンセプトに掲げ、住宅開発の実績を活かした環境共生型住宅の創出に加え、地元自治会や龍谷大学、地元企業などとともにタウンマネジメント組織「KYOTO COCO CITYプラットフォーム」を設立する。
街の名称は、カーボン・ゼロの「C」と「0」、多世代共生の共同を意味する「CO」をつなげた造語であり、環境配慮と多世代共生のまちづくりが「ここ」からはじまるという理念が込められている。伏見稲荷の朱の鳥居を中心に据えたロゴマークでは、人と人がつながり循環するまちの未来を表現している。なお、現地の全貌を体感できるマンションギャラリーは10月24日(土)よりグランドオープンしている。
街区全体で電力を地産地消する次世代エネルギーシステム

同街区では「省エネ」「創エネ」「エネルギーの地産地消」を連携させ、街全体で電力消費に伴うCO2排出量実質ゼロを目指す。ファミリータイプの分譲マンション「伏見稲荷FLAG」で創った電力を、同物件の共用部とコンパクトタイプの分譲マンション「伏見稲荷CUBE」の蓄電池へ供給し、戸別供給を実施する。地域貢献施設では一括受電を採用し、太陽光発電設備による電力の自家消費を最大化させる。




各住宅の環境性能としては、「伏見稲荷FLAG」が京都府初となるNearly ZEH-Mを取得し、エネファームやディスポーザを全戸に標準装備する。「伏見稲荷CUBE」はZEH-M Orientedを取得するほか、125戸を計画する戸建住宅は先進・省エネ仕様の「GX ZEH」(2026年度着工分は「GX ZEH」相当)および「GX志向型住宅」とする。

多世代の交流と共創を生み出す3つの拠点
街区内には、回遊性を高め世代を超えた交流を生み出すため、ウォーカブルなストリートでつながる3つのコア(拠点)を整備する。


東高瀬川の水辺を臨む「グリーンコア」には、多世代が京野菜や有機果実の栽培・収穫を体験できる「循環型菜園」を開設し、自然の循環を実感できる場とする。

共創拠点となる「クリエイティブコア」では、開発公園「鈴塚公園」と地域貢献施設が融合する。地域貢献施設内には龍谷大学と連携した「学生・社会人寮」を整備し、若者の京都での就職や定住を後押しする。また、「鈴塚公園」にはかまどベンチや防災パーゴラ、マンホールトイレを設置し、地域全体の防災力向上にも寄与する。
街の中心となる「コミュニティコア」は、「伏見稲荷FLAG」と「伏見稲荷CUBE」の広場が一体となった空間で、キッチン付きパーティールームやアウトドアブランド「LOGOS」が監修したバーベキューテラスを配置する。
先進的なタウンマネジメントの基盤として、専用アプリ『COCCOLOR(コッカラ)』を導入する。省エネ行動やエコイベントへの参加、古着・フードドライブ回収などの活動に応じてアプリ内で「COCOポイント」を付与する。
ためたポイントは地域で活動する団体やプロジェクトへの応援投票に使用でき、獲得票数に応じて実際の活動助成金が分配される仕組みを構築する。まちづくり組織「MACHISHIGOTO」が事務局として参画し、龍谷大学や京都奏和高校、地元金融機関、地元企業と産学公民で連携していく。
計画の概要は以下の通りである。
- 事業名称:旧伏見工業高等学校跡地活用事業
- 街の名称:KYOTO COCO CITY (きょうと ココ シティ)
- 所在地:京都府京都市伏見区深草六反田町 ほか
- 交通アクセス:京阪本線「伏見稲荷駅」徒歩5分(伏見稲荷FLAG・伏見稲荷CUBE)/徒歩5~8分(戸建)、JR奈良線「稲荷駅」徒歩9分(伏見稲荷FLAG)/徒歩8分(伏見稲荷CUBE)/徒歩9~12分(戸建)、京都市営地下鉄烏丸線「十条駅」徒歩12分(伏見稲荷FLAG)/徒歩14分(伏見稲荷CUBE)/徒歩11分(戸建)
- 総開発面積:約4.0ha超
- 施設構成・戸数:分譲マンション310戸(伏見稲荷FLAG:228戸、伏見稲荷CUBE:82戸)、戸建住宅125戸、地域貢献施設(学生・社会人寮、店舗、地域交流スペース他)、開発公園(鈴塚公園)
- 環境性能:Nearly ZEH-M、ZEH-M Oriented(マンション)、GX ZEH相当(戸建)、ZEB Ready+ZEH-M Oriented(地域貢献施設)
本記事は阪急阪神不動産株式会社、京阪電鉄不動産株式会社、積水ハウス株式会社の発表をもとに作成されています。
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