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市原市が(仮称)こども条例制定へ 令和9年3月市議会定例会に提出予定

千葉県市原市は、子ども・若者が権利を保障され、一人一人が自分らしく成長できる「こどもまんなか社会」の実現に向け、「(仮称)こども条例」の制定に取り組んでいる。条例の検討に当たっては、こどもの声を幅広く聴くため、こどもを委員とする検討会議を開催したほか、市内全ての小・中学校で対話を実施した。市はこれらの声や附属機関、パブリック・コメントによる意見を踏まえ、令和9年3月市議会定例会への条例案の提出を予定している。

条例制定の背景と環境の変化

市原市では、平成24年に「笑顔が広がるいちはらっこの子育ち支援条例」を制定し、こどもに関する施策を総合的かつ計画的に推進してきた。

一方、現行条例の制定から約14年が経過する中、少子化の進行に加え、こども基本法の制定、SNSの普及、ヤングケアラーへの対応など、こどもを取り巻く環境は大きく変化している。市原市はこうした変化を踏まえ、こどもの権利保障の視点を充実させるとともに、心身の発達の過程にある若者を対象とするなど、新たな条例の制定に向けた検討を進めている。なお、同市ではこども基本法の考え方を踏まえ、心身の発達の過程にある子ども・若者を「こども」と表記している。

条例の検討に向け、令和8年1月から3月まで、こどもを委員とする検討会議が4回開催された。会議では「こどもの権利が守られていないと感じる場面は?」をテーマに、日常生活で感じる困り事や必要な支援などについて意見を聴いた。参加者からは「グループで意見をまとめるとき、本当に言いたいことが言えない雰囲気がある」「安心して意見を言える環境が整っていない」といった意見が出された。

会議の概要は以下の通り。

  • 開催日:令和8年1月31日、2月14日、2月28日、3月14日
  • 参加人数:13 名(小学生7名、中学生1名、高校生2名、大学生等3名)

市内全ての小・中学校での対話

令和8年7月から9月までには、市内全ての小・中学校で対話が実施された。対話では、無作為抽出により、多様な背景を持つこどもから幅広く意見を聴いた。

「何か思ってもうまく言えないときってどんなとき?」をテーマに、こどもが意見を伝えにくい場面やその背景について意見交換が行われた。対話では「遠慮してしまうとき」「自分の意見がみんなとちがうとき」「気まずいとき」などの意見が寄せられた。

今後のスケジュール

市原市は今後、これらの声を条例の検討に生かすとともに、児童福祉の専門家などで構成する「いちはらっこの子育ち支援会議」やパブリック・コメントで寄せられた意見を踏まえた上で、令和9年3月市議会定例会への条例案の提出を予定している。

本記事は千葉県市原市の発表をもとに作成。

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