日本海事協会など、風力補助推進システムの実運用をめぐる環境セミナーを開催
一般財団法人 日本海事協会が主催し、株式会社商船三井、商船三井テクノトレード株式会社、川崎汽船株式会社、日本郵船株式会社が協賛する環境セミナー「風力補助推進システムの最新動向と実運用」が10月23日に開催されました。海運業界のGHG削減に向け導入が進んでいる風力補助推進システム(WAPS:Wind Assisted Propulsion Systems)の普及動向や今後の展望について理解を深めることを目的として行われました。会場には海運業界、造船業界、舶用機器メーカー等から合計160名が参加しました。
海事産業の脱炭素化とWAPSの普及を目指す取り組み
WAPSは、風の力を利用して船舶の推進力を補助し、燃料消費量やGHG排出量の削減を図る装置の総称です。本セミナーは、東京都千代田区に本部を置く一般財団法人 日本海事協会(会長:菅 勇人、以下「ClassNK」)が主催しました。



協賛企業として、株式会社商船三井(社長:田村 城太郎、本社:東京都港区)、商船三井テクノトレード株式会社(社長:福島 正男、本社:東京都千代田区)、川崎汽船株式会社(社長:五十嵐 武宣、本社:東京都千代田区)、日本郵船株式会社(社長:曽我 貴也、本社:東京都千代田区)の4社が参画しています。ClassNKおよび協賛4社は、今後もWAPSの安全かつ効果的な導入・運用に関する知見共有、技術検証を通じて、海事産業の脱炭素化に貢献していくとしています。
行政動向や各社のWAPS実船導入事例を紹介
セミナーでは、国土交通省による海事分野におけるカーボンニュートラルの動向に関する講演に続き、WAPSの国際動向や海運各社による実船への導入・運用状況、船級協会の取り組みがそれぞれ紹介されました。講演のプログラムおよび登壇者は次の通りです。
- 海事分野におけるカーボンニュートラルの動向:国土交通省 海事局 海洋・環境政策課長 高橋 賢次
- Wind Propulsion: Scaling the Winds of Change:International Wind Ship Association 事務局長 Mr. Gavin Allwright
- 海運各社によるWAPS搭載船・WAPS開発への取り組み:川崎汽船株式会社 Seawingグループ Seawingチーム長 円谷 晃司、株式会社商船三井 技術・デジタル戦略本部 船舶技術ユニット プロジェクトマネージャー 松岡 哲史、日本郵船株式会社 技術開発グループ グリーン技術チーム長 井上 知己
- WAPSに関する船級協会の取り組み:一般財団法人日本海事協会 技術本部 技術部 舩田 千城
実運用上の課題と性能評価をめぐるパネルディスカッション
プログラムの締めくくりとして、「実運用および性能評価をめぐる課題と今後の展望」と題したパネルディスカッションが実施されました。壇上ではWAPS運用上の課題や性能評価の在り方など、今後の展望について活発な議論が交わされました。登壇者は次の通りです。
- モデレーター:商船三井マリテックス株式会社 上席理事 山口 誠
- パネリスト:
- 一般財団法人日本海事協会 技術本部 技術部長 林 竜也
- 川崎汽船株式会社 Seawingグループ Seawingチーム長 円谷 晃司
- 株式会社商船三井 技術・デジタル戦略本部 船舶技術ユニット プロジェクトマネージャー 松岡 哲史
- 日本郵船株式会社 技術開発グループ グリーン技術チーム長 井上 知己
- International Wind Ship Association 事務局長 Mr. Gavin Allwright
本記事は一般財団法人 日本海事協会、株式会社商船三井、商船三井テクノトレード株式会社、川崎汽船株式会社、日本郵船株式会社の発表をもとに作成。
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