Sustech、綜電が所有する京都の蓄電所2件のアグリゲーション事業を受託
東京都港区の株式会社Sustechは、大阪市北区の綜電株式会社が所有する「SD京都綾部蓄電所」および「SD京都福知山蓄電所」の2件において、アグリゲーション事業を受託した。発表によると、両蓄電所は2026年9月に本格運転を開始したとしている。同社は自社プラットフォームを活用し、電力市場を横断した運用や取引などを担う。
分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」を活用した運用
Sustechはアグリゲーターとして、分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」を活用する。卸電力市場(JEPX)、需給調整市場(EPRX)および容量市場を対象に、市場価格や調整力ニーズ、蓄電池のSOC(充電率)や設備制約などを踏まえた30分単位の運用計画を策定し、EMSと連携して充放電制御を行う。
また、各種計画の提出、市場取引・精算、運用実績の分析・レポーティングまでを一体で提供し、蓄電池の運用機会を最大限活用することで、両蓄電所の収益最大化と安定運用を目指すとしている。
事業の背景と系統用蓄電所の役割
再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力需給のバランスを調整する調整力の確保や、電力系統の安定化の重要性が高まっている。系統用蓄電所は、電力需給に応じて充放電を行うことで、再生可能エネルギーの有効活用と系統安定化の双方に寄与する重要なインフラとして期待されているという。
同社は、これまでに培った電力市場・需給運用の知見や、系統・設備・事業性を横断した支援ノウハウを活かして運用の支援にあたる。
対象となる蓄電所の概要
アグリゲーション事業を受託した2件の系統用蓄電所の概要は以下の通り。
- SD京都綾部蓄電所
- 所在地:京都府綾部市上矢田
- 事業者:綜電株式会社
- 出力/蓄電池容量(定格):1,960kW / 8,146kWh
- SD京都福知山蓄電所
- 所在地:京都府福知山市土師
- 事業者:綜電株式会社
- 出力/蓄電池容量(定格):1,969kW / 8,146kWh
今後の展開と両社の概要
Sustechは、今回の事業で得られる実運用データとノウハウを「ELIC」の運用高度化に活かすとともに、今後も系統用蓄電所を保有・開発する事業者に対して事業性評価から運開準備、市場参入、日々のアグリゲーション運用まで一気通貫の支援を提供する方針を示している。
- 株式会社Sustech
- 代表取締役:丹野裕介・飯田祐一郎
- 概要:2021年に創業し、分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」や脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」などを提供
- URL:https://sustech-inc.co.jp/
- 綜電株式会社
- 代表取締役:中澤博司
- 概要:エスリード株式会社のグループ会社として、関西圏を中心に13,000戸以上のマンションへ高圧一括受電サービス「でんでんサポート」を導入。全国12カ所に大規模太陽光発電所を保有し、2026年より系統用蓄電所事業を展開
- URL:https://www.gelpow.co.jp/
本記事は株式会社Sustechの発表をもとに作成。
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