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熊本のAonami、現場に入り込むAI・業務改善支援を本格開始 第1号は湯前町の温泉施設「湯楽里」

Aonamiが現場密着型の業務改善とAI支援を本格開始 ゆのまえ湯楽里と契約締結 CATEGORY: ビジネス

Aonami合同会社(本社:熊本県球磨郡あさぎり町、代表:小井 渉)は、企業の現場に入り込んで業務改善やAI活用、システム開発を一貫して担う支援を本格的に開始します。最初の事例として、湯前町が出資し湯前町長が代表取締役を務めるゆのまえ湯楽里株式会社(熊本県球磨郡湯前町)と業務委託契約を締結しました。支援期間は2026年11月1日から2027年3月31日までとなっています。

現場の課題に合わせたAI活用と業務改善を提供

生成AIを導入する企業が増える一方、商工組合中央金庫の調査(2026年1月調査、3月31日公表)では、中小企業の64.9%が「会社での導入はなく、使用は個人の判断に任せている」と回答しています。また、帝国データバンクの調査(2026年3月実施)でも、生成AIを活用している企業は中小企業で32.4%、小規模企業で28.0%にとどまる実態があります。

大手IT企業では顧客の現場に入り込んでシステム開発やAI実装まで担う「FDE(Forward Deployed Engineer)」の体制づくりが進んでおり、日本経済新聞(2026年8月28日)によると、日立製作所は2026年度末までに国内のFDEを1000人に増やす方針です。Aonami合同会社は、こうしたアプローチを熊本の企業の規模と予算に合う形で提供します。支援では、現場での業務フローの洗い出しやAI活用のルール策定と実践指導、オーダーメイドシステムの開発、他社システムの導入と定着までを担います。

ゆのまえ湯楽里株式会社は、温泉、宿泊、レストラン、キャンプ場を備える「ゆのまえ温泉 湯楽里」を運営しています。同社では、群馬県・四万温泉の老舗旅館「積善館」で社長を務めた黒澤大二郎氏が副社長として経営改革を進めており、課題の一つであるDX推進に向けてAonami合同会社との契約に至りました。

今回の取り組みでは、業務効率化、マーケティング、インバウンド対応の3分野を支援します。業務効率化では業務フローの棚卸しやシステム導入の検討を進め、現在は社内の情報共有と予約管理の流れを補う仕組みを協議しています。マーケティングでは集客データの分析や各種媒体の役割整理、従業員が自ら運用できる体制づくりを行い、インバウンド対応では地域資源の整理や食事制限への対応、多言語表記などの受け入れ体制を検討します。

ゆのまえ湯楽里の黒澤副社長は、紙で回している稟議などを例に挙げ、関係者が早い段階から情報共有を行うことで手戻りや判断のロスを減らし、限られた人数でも円滑に仕事を進められる体制を目指したい考えを示しています。

支援実績と今後の展開

Aonami合同会社はこれまで、不動産、介護、製造、建築、療育などの分野において、紙やExcelで行っていた業務を置き換えるオーダーメイドシステムを50社以上に開発してきました。また、熊本県商工会連合会の専門家(AI分野)として登録され、民間企業への専門家派遣や、菊池市商工会でのAI活用セミナー講演を実施しています。

同社は今回の取り組みを足がかりとして、熊本市を含む県内の企業や、自治体が関わる施設へ支援を広げる方針です。

Aonami合同会社 会社概要

  • 社名:Aonami合同会社
  • 所在地:熊本県球磨郡あさぎり町
  • 代表:小井 渉
  • 設立:2025年7月
  • 事業内容:オーダーメイドシステム開発、AI導入支援・研修、Webサイト制作・デジタル支援、行政連携・地域拠点運営、飲食店運営(YORU. Sweets & Bar)
  • URL:https://www.aonamijapan.com/

本記事はAonami合同会社の発表、および商工組合中央金庫、帝国データバンク、日本経済新聞の公表情報をもとに作成しています。

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