株式会社Kiva、Samurai Appで個人情報等を伏せAIに送る機能を提供
株式会社Kivaは、提供するSamuraiAXにおいて、全社で使える業務AIエージェントOS「Samurai App」で、AIとの会話に添付するファイルや送る文章に含まれる個人情報や秘密情報を送信前に確認し、伏せて送れる機能を提供している。
検出された箇所を伏せた写しのまま集計や要約を依頼できるため、個人情報を含む業務データであっても、中身をAIに渡さずに扱うことが可能となっている。
開発の背景
顧客リストや問い合わせの記録をAIに渡して集計や要約を依頼する場面が増えている。その一方で、ファイルの中に氏名や連絡先、APIキーなどが含まれていても、送信前に一つずつ確かめることは難しく、気付かないまま送ってしまう課題があった。
機能の特長と検出・マスクの仕様
同機能では、チャットへの添付や「ナレッジを追加」からのアップロード、送信ボタンを押した文章について、送信前に個人情報・秘密情報が含まれていないかを確認する。確認作業はブラウザの中で行われ、確認のためにファイルの中身が外部へ送信されることはない。
確認時には、区分ごとの件数とファイルの何行目に該当情報があったかが、一部を伏せた形で示される。送信時は、見つかった箇所を「[EMAIL]」のような区分名にする「マスクして送る」や、「ya***@example.com」のように一部を「*」に置き換えた写しを送る「一部マスクして送る」を選択できるほか、そのまま送る、あるいは送信をやめることも選択可能となっている。見つかったまま送信された場合は、件数などが監査ログに記録される。
本機能は設定の「コンプライアンス」で管理者とマネージャーがオンにして利用する仕様となっており、既定はオフに設定されている。
検出対象となる区分は以下の通りである。
- APIキー・トークン
- パスワード・秘密の設定値
- クレジットカード番号
- マイナンバー
- メールアドレス
- 電話番号
- 住所
- 口座番号
- 生年月日
- 氏名
マスクに対応しているファイル形式はテキスト、CSV、Word、Excel、PowerPointで、PDFはマスクできない。
想定される活用シーン
営業やマーケティングにおいては、顧客リストを伏せた写しのままAIに渡し、購入額の集計や傾向の分析を依頼できる。また、情報システムやセキュリティ部門においては、社員がAIへ渡すファイルにAPIキーや個人情報が混ざっていないかを送信前に確認する仕組みを、全社でそろえることができる。
SamuraiAXおよび株式会社Kivaの概要
「SamuraiAX」は、コア業務からのAXロードマップ策定、株式会社デジタルシフトウェーブ代表取締役社長の鈴木康弘氏をはじめとする元大手経営層やCDO・CIO出身者による支援、ChatGPT、Gemini、Claudeをはじめとする主要AIを統合的に接続するAXプラットフォームの3要素を組み合わせ、大手企業のAXを推進するサービスである。
株式会社Kivaの概要は以下の通り。
- 所在地:東京都中央区築地3-12-5 +SHIFT TSUKIJI 7F
- 代表者:代表取締役 石田 航太
- URL:https://kiva.co.jp
- 事業内容:安心して買える保証サービス「proteger」、ウェブアクセシビリティツール「ユニウェブ」、AXプラットフォーム「SamuraiAX」
本記事は株式会社Kivaの発表をもとに作成。
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