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スーパーデリバリー仕入れ価格動向 トップス前期比40.6%上昇し米は下落

株式会社ラクーンコマースは、同社が運営する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」における2026年7月~9月の商品仕入れ価格の動向をまとめた「仕入れ価格動向レポート」を発表した。同レポートは、取引データに基づく商品仕入れ単価(1個あたり)の動向を2019年を基準(=100)とした価格指数として分析し、主要ジャンルの価格変動を前期(2026年4月~6月)と比較したものである。

同期間は、夏物から秋物への切り替えに伴い秋冬向け商材が上昇した一方、前期に急伸したカテゴリの反動下落や「米」の価格沈静化の傾向がみられた。

前期比で最も上昇率が高かったのは「トップス」で、前期の111.77から157.15へと+40.6%の伸びを記録した。前年同期(113.93)比でも+37.9%の大幅な上昇となっている。スーパーデリバリーのトップスはアウターを含まず、Tシャツ・カットソー、シャツ・ブラウス、スウェット・パーカー、セーター・ニット、カーディガンなどで構成される。4月~6月の春夏物中心から、7月~9月は単価の高いニットやカーディガン、長袖シャツなどの仕入れが本格化し、平均単価を押し上げたとみられる。

また、前年は7月~9月が113.93、10月~12月が148.6であったのに対し、今年は7月~9月時点で157.15に達しており、前年の10月~12月の水準を上回った。小売店が秋冬商戦に向けて前倒しで仕入れを進めたことで、仕入れが前年より約1四半期早く進んだ可能性があるとしている。

このほか、夏休み明けの新学期需要や企業の下期向け備品補充が重なった「文具・事務用品」が119.94から149.04へ+24.3%上昇した(前年同期163.16比では-8.7%)。秋の新機種対応商品の取引が増えた「スマホケース」は64.20から75.26へ+17.2%上昇(2019年基準100に対し約75%水準)し、紫外線ケアや乾燥対策需要がみられる「フェイスケア・基礎化粧品」は129.91から150.72へ+16.0%(前年同期123.88比で+21.7%)上昇した。

一方で、前期に急伸したカテゴリでは反動による下落が目立った。「ベビーウェア・小物」は前期の274.36から199.99へと-27.1%下落し、全カテゴリ中で最大の下げ幅となった。前期は入園シーズン等の需要集中で+25.0%と急伸していたが、今期は前年同期(199.57)とほぼ同水準に戻っている。

「傘・日傘」は135.94から102.84へと-24.3%下落した(前年同期132.56比で-22.4%)。猛暑予報で日傘需要が高かった前期の高水準からの反動、9月の降雨増加に伴い単価の高い晴雨兼用・遮熱の日傘から比較的単価の低い雨傘へ取引が移ったこと、夏の日傘需要期の終了などが要因として挙げられている。

「防災用品」は242.70から204.04へ-15.9%下落した。9月1日の「防災の日」を含む期間だったものの、前期に+39.5%と急伸した反動で備蓄セットなどの仕入れが一巡した形となった。ただし、2019年比では依然として約2倍の水準を保っている。また、「チョコレート」は夏場の需要低下や残暑による仕入れ遅れから111.30から97.18へ-12.7%下落し、2019年基準(100)を下回った。

「米」の価格指数は前期の270.48から230.19へ-14.9%下落し、2025年以降で最も低い水準となった。前年同期(260.91)比でも-11.8%となっている。「米」は2025年10月~12月に過去最高の360.1を記録した後、2026年1月~3月に296.95、4月~6月に270.48と推移しており、今期で3期連続の低下となった。供給面の安定化と需要の一巡が背景にあるとされる。

ただし、2019年基準(100)との比較では依然として2.3倍の高水準に位置しており、新米の作柄や流通状況次第で再び上昇する可能性もあるため、引き続き注視が必要としている。

調査の概要

本調査の概要およびレポートの詳細は以下の通りである。

  • 分析対象データ: 卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」における商品取引データ
  • 指標: ジャンル別 仕入れ価格指数(2019年の平均価格を100とする)
  • 分析対象期間: 2026年7月1日~9月30日

※本レポートの価格指数は、スーパーデリバリーにおける実際の取引データに基づき、各カテゴリ内の商品単価(1個あたり)を加重平均して算出(基準年は2019年1月~12月平均=100)。卸売段階での価格動向を示すもので、消費者物価指数(CPI)や企業物価指数(CGPI)とは異なる。指数はカテゴリ全体の平均的な動向を示し、個別商品の価格変動とは必ずしも一致しない。

全カテゴリの価格指数一覧 https://blog.superdelivery.com/aboutsd/report/148417.html

前回の調査(2026年1月~3月までの物価高を調査) https://blog.superdelivery.com/aboutsd/report/145416.html

運営会社概要

スーパーデリバリーを運営する株式会社ラクーンコマースは、株式会社ラクーンホールディングス(東京証券取引所プライム市場上場、証券コード3031)の100%子会社。

株式会社ラクーンコマース

  • 代表者:代表取締役社長 和久井 岳
  • 所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目14番14号
  • 設立:2018年11月
  • 資本金:300,000千円
  • URL:https://www.raccoon.ne.jp/commerce

株式会社ラクーンホールディングス

  • 代表者:代表取締役社長 小方 功
  • 所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目14番14号
  • 設立:1995年9月
  • 資本金:1,878,917 千円(2026年4月末現在)
  • URL:https://www.raccoon.ne.jp

本記事は株式会社ラクーンコマースの発表をもとに作成しています。

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