AIが勧める日本旅行先は言語で差 English Hub調査
GRASグループ株式会社が運営する英語学習情報メディア「English Hub」は、AIに日本旅行のおすすめ都市を尋ねた際の回答傾向について、16言語を対象とした調査結果を公開しました。同じ旅行条件で質問した場合でも、言語によって推奨される都市の順位や候補に違いが見られることが分かりました。
調査は同じ条件で320回答ずつ2回実施され、計640回答を取得して傾向の再現性を確認しています。
日本語は東京、英語は京都が1位に 勧める順序に違い
初めての日本観光、10月に7日間、中程度の予算、公共交通機関での移動という共通条件を設定し、旅行者の国籍や好みを指定せずにおすすめの都市を5つ順に挙げさせたところ、日本語と英語で最優先される都市が分かれました。
2回目の調査(320回答)において、日本語では東京が20回中18回で1位となった一方、英語では京都が20回中18回で1位でした。同じ意味を持つ2通りの質問文のどちらにおいても、日本語は東京、英語は京都が過半数の回答で1位を獲得しています。なお、東京と京都はいずれの言語でも全回答に登場しており、どちらを先に勧めるかという順序の差が確認されました。
韓国語では福岡が候補入り 英語では0回
候補に挙がる都市の顔ぶれにも言語ごとの特徴が現れました。福岡は韓国語の20回答中10回でおすすめの5都市に含まれ、総合5位に入りました。これに対し、英語では20回答中0回にとどまりました。この傾向は1回目の調査(10回と0回)でも一致しています。

なお、日本語と英語における総合5位は金沢でした。韓国語における福岡の順位は、質問文の言い回しによって総合4位と総合6位に分かれましたが、いずれの言い回しでも英語より多く選ばれる結果となりました。

東京・京都・大阪は全16言語でトップ3を維持
言語による差異が見られる一方、定番都市に対する評価の共通性も浮き彫りになりました。2回目の320回答では、東京、京都、大阪の3都市がすべての回答に含まれ、全16言語の集計ランキングでトップ3を占めました。大阪はすべての言語で総合3位となっています。
1回目と2回目の比較では、16言語中12言語で総合トップ5の都市と順位が一致しました。ただし、中国語において札幌の登場回数が20回中10回から5回へ減少し、総合順位が同率5位から7位へ下がるなど、一部の回答には揺らぎも確認されています。
English Hub編集部は、本調査は特定のAIと旅行条件で観察された回答の違いを示すものであり、各国の旅行者の好みを調べたものではなく、違いが生じた原因も結果のみからは判断できないとしています。
調査の概要
- 調査媒体:English Hub編集部
- 調査日:2026年10月20日
- 使用モデル:OpenAI gpt-5.6-luna(API経由)
- 対象言語:日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、アラビア語、ポルトガル語、イタリア語、ロシア語、ヒンディー語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、トルコ語
- 回答数:16言語×2通りの質問文×10回答=320回答。これを2回実施し、計640回答
- 共通条件:初訪日、10月、7日間、中程度の予算、公共交通機関。旅行者の興味・国籍・居住国は未指定
- 集計方法:1位5点〜5位1点、候補外0点の合計点でランキングを作成。同点は同順位。候補に含まれた回数も別に集計
- 備考:検索機能や会話履歴は未使用。ChatGPTの画面上での回答を検証した調査ではない
本記事はEnglish Hub(GRASグループ株式会社)の発表をもとに作成されています。
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