さいたま市のBIZ SAITAMAが電子機器修理などの新規技術ニーズを公開
さいたま市が主催し、公益財団法人さいたま市産業創造財団が運営するオープンイノベーション事業「BIZ SAITAMA」において、株式会社ティーエス・プロによる新たな技術ニーズが公開されました。今回はビンテージオーディオ修理用の部品製作と、使用済み電子機器の資源循環パートナー募集の2件が提示されています。同事業ではものづくり企業が抱える課題に対し、さいたま市内外から広く提案を受け付けています。
新たに公開された技術ニーズの概要
2026年9月、10月に新規公開された技術ニーズは、株式会社ティーエス・プロが提示した以下の2件です。
1件目の技術ニーズ名は「1点物/金属ギア製作」です。古いオーディオ製品(ビンテージのレコードプレーヤー)の修理に使用する、トーンアーム内部の金属ギア・機構部品の製作が求められています。メーカー図面が存在しないため、現物から形状・寸法を測定して図面化し、破損・欠損した部分を補完したうえで部品を再現製作する必要があります。
2件目の技術ニーズ名は「使用済み電子機器の資源循環を共に実現するパートナーの募集」です。同社は家電・オーディオ・情報機器メーカー各社から製品のアフターサービスを一括受託する企業として、コールセンター、修理(リペア)、リファービッシュ、リコマースを展開しています。修理・再生の過程で発生する再使用できない製品・部品の資源循環を実現するため、「データ消去」「リチウムイオン電池の安全な処理」「再資源化の可視化」の技術やノウハウを持つ企業との共創を目指しています。連携先のリサイクル技術と組み合わせることで資源循環の仕組みを構築し、メーカー各社へ提案することを目指すとしています。
BIZ SAITAMAの取り組みと実績
BIZ SAITAMAは、ものづくり企業が抱える技術ニーズ(技術的課題)に対して、さいたま市内外の企業をマッチングする事業です。
2025年度は、製造業を中心とした27社の技術ニーズに対して国内外の中小企業やスタートアップ企業などから合計165件のエントリーがあり、118件のマッチングにつながりました(マッチング率:71.5%)。取引開始や試作品開発、NDA締結、PoCの計画など、具体的な進展につながっている案件も20件ほど生まれています。
2026年度は、独創性・革新性に優れた技術を持つさいたま市認証の研究開発型ものづくり企業である「さいたま市リーディングエッジ企業」などを中心に、27社が抱える33件(10月13日時点)の技術ニーズを公開しています。ウェブサイト上でエントリーを受け付けており、エントリー後は随時オンラインで技術ニーズ企業とのマッチング面談を実施する予定です。
運営組織の概要
事業を運営する公益財団法人さいたま市産業創造財団は、市内中小企業者や創業者の支援、中小企業等に勤務する方の福祉向上、地域産業の振興や市民生活の形成を目的に、平成16年3月にさいたま市の100%出捐により設立されました。同年4月1日から同市における都道府県等中小企業支援センターとして事業を展開しています。
- 法人名:公益財団法人さいたま市産業創造財団
- 所在地:埼玉県さいたま市中央区下落合5丁目4番3号 さいたま市産業文化センター4階
- 代表者:中村 雅範(理事長)
- URL:https://www.sozo-saitama.or.jp/
本記事は公益財団法人さいたま市産業創造財団の発表をもとに作成しました。
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