立命館×ハバリーズ、学生デザインの紙容器水でSDGs推進

京都の立命館大学と、京都発のソーシャルスタートアップ企業であるハバリーズが協力し、SDGsの取り組みの一環として立命館オリジナルデザインの紙容器ミネラルウォーターを制作した。このミネラルウォーターは、立命館大学大学院理工学研究科環境都市専攻環境都市デザインコース3回生の神原夏穂さんがデザインを手がけ、立命館のタグライン「Futurize. きみの意志が、未来。」とそのシンボルである「スクエア」をモチーフに、立命館に関わる一人ひとりの意志が躍動し、水や環境といったサステナビリティと融合する様子が描かれている。

ハバリーズは、パッケージの原料にFSC認証を取得した再生可能資源とボンスクロ認証を取得したサトウキビ由来キャップを使用し、物流を含めた責任ある資材調達を実現。また、京都の水源から水を調達し、サプライチェーン全体でカーボンフットプリントの低減に努めている。飲み終えた容器は、キャンパス内で回収され、ゼロエミッション工場で再生トイレットペーパーに完全リサイクルされる。これにより、「紙資源循環の可視化」を通じてサーキュラーエコノミーを促進する。

立命館は、2030年のカーボンニュートラル・キャンパス実現に向けてCO2削減に積極的に取り組み、教育業界においてSDGsへの取り組みをリードしている。今回の取り組みによって、プラスチック削減に加えて、年間2.25tのCO2削減が期待されている。

立命館大学理工学研究科環境都市専攻環境都市デザインコース3回生の神原夏穂さんは、「今回のパッケージデザインを通じてSDGsの取り組みに参加させていただき、大変光栄に思います。立命館大学での学びから得た個性と挑戦を持つ多くの学生が、未来や社会に向けて旅立ち、活躍してほしいという願いからデザインを考案しました」とコメントしている。

ハバリーズ代表取締役の矢野玲美氏は、「立命館様はその長い歴史と伝統をもちながらも、常に未来に向けて進化しSDGsにおいて教育業界をリードする京都の大学です。ハバリーズは京都発のソーシャルスタートアップとしてサステナビリティのイノベーションを追求しています。今回のパートナーシップは私たちにとって意義深いものであり、持続可能な未来を築くためのさらなる一歩となることを確信しています」と述べている。