Bocek、社内情報横断検索AIエージェントNAYUTAの本格提供を開始
株式会社Bocekは、社内の規程やマニュアル、技術資料などをAIで活用したい企業に向け、社内情報を横断検索する高精度AIエージェント「NAYUTA(ナユタ)」の本格提供を開始しました。

同サービスは、SharePoint・Box・Googleドライブなどに散らばった社内資料を上限なく読み込み、質問に対して根拠となった原本とあわせて回答するシステムです。1万ファイルを超える検証において、回答精度はいずれも96%台を記録したとしています。
NAYUTAは、社内情報のAI活用において課題となりやすいデータの形式や精度の測定に対応するため、「コンサルティング+開発+ツール」をパッケージとして提供します。コンサルタントとエンジニアが、データの変換から精度の検証までの全工程を伴走します。

提供される製品は以下の3点です。
- つくる(NAYUTA データ変換):PDF・Word・Excelなどの資料を一括変換し、文書の種類や所管部署、最終更新日などのメタデータを自動で付与します。
- つかう(NAYUTA エージェント):「絞る・探す・読み切る」の3つの手法を使い分け、情報の取りこぼしを防ぎながら原本の根拠とともに回答します。
- はかる(NAYUTA アナリティクス):精度、使いやすさ(UX)、コストを100点満点で比較評価します。
資料の断片を検索する一般的なRAGの仕組みでは資料数が増えると精度が低下しやすいのに対し、NAYUTAはメタデータによる絞り込みや有力文書の全文読み込みを組み合わせることで、資料が増加しても精度を保てる設計としています。
1万ファイル超のデータ検証で回答精度96%台を記録
大手企業A社の顧客データ(1万ファイル超)と株式会社Bocekの社内データ(10,302ファイル)を用いた2つの検証では、評価用Q&A各30問に対する回答精度がそれぞれ96%、96.7%となりました。顧客データの検証において、同じ資料・質問で比較した汎用AIツール2種は60%台にとどまったとしています。回答精度は、実際の業務担当者が回答を3段階(1点、0.5点、0点)で評価する同社の評価基準によって算出されています。

カスタマーサポート部門で検証を進める大手企業A社では、1万ファイルを超える対象文書に対して誤答0件を達成し、回答の根拠を探す時間が1件あたり45分から2分ほどに短縮されたといいます。

NAYUTAは顧客のクラウド環境(AWS・Google Cloud・Microsoft Azure)内に構築され、既存の閲覧権限を継承します。データがAIの学習に使われることはなく、生成AIモデルはClaude・Gemini・GPT・Copilotから選択可能です。同社はISO/IEC 27001認証を取得しています。

導入にあたっては、課題のヒアリングから要件定義、プロトタイプ構築、測定・改善を経て調査レポートとともに納品する流れをとっています。料金プラン(税抜の目安)として、相談や社内推進を行う「顧問プラン」(月額30万円〜)、1つの業務でデータ変換から検証まで行う「伴走開発プラン」(月額120万円)、複数業務の同時推進や全社展開を支援する「フルサポートプラン」(月額240万円)が用意されています。

株式会社Bocek 代表取締役社長 沖村 昂志は、社内資料に対するAIの回答精度の低さはデータ側に原因があるとし、データを整えるところから精度を測るところまでをパッケージ化することで、現場で使い続けられるAIを提供していきたい旨を述べています。
株式会社Bocekの概要
- 会社名:株式会社Bocek(ボセック)
- 設立:2022年6月21日
- 代表者:代表取締役社長 沖村 昂志
- 所在地:〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6 東京科学大学キャンパス・イノベーションセンター INDEST 402
- 事業内容:生成AI特化コンサルティング・開発事業/生成AIプラットフォーム運営事業/生成AI特化メディア「Taskhub マガジン」運営事業
- 認証:ISO/IEC 27001 認証取得
- コーポレートサイト:https://bocek.co.jp/
- NAYUTA:https://bocek.co.jp/nayuta/
本記事は株式会社Bocekの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



