高知県室戸市が廃校跡地に水産加工場設置へ 6億円目標にCF型ふるさと納税実施
高知県室戸市は、人口減少に伴い廃校となった中学校跡地に水産加工場を設置するため、目標金額6億円のクラウドファンディング型ふるさと納税を実施しています。地元で水揚げされた魚などの地域資源を活用し、水産業の活性化や雇用の創出を図る取り組みで、すでに2000万円を超える寄付が寄せられています。募集期間は2026年12月31日までとなっており、同市のふるさと納税業務を受託する株式会社パンクチュアルが支援を行っています。
廃校跡地の活用と水産業の再活性化を目指す背景
高知県室戸市は四国の東南端に位置し、室戸岬を中心とした地形が四国唯一のユネスコ世界ジオパークに認定されているほか、海洋深層水や黒潮がもたらす多彩な魚介類や農産物に恵まれた地域です。
一方で、人口は40年前の約1万人へと半減しており、特に直近10年間で約4000人減少するなど少子高齢化と過疎化が進んでいます。これに伴い小中学校の統廃合が進められ、今後は市内4つの中学校が1校に統合されることが決まっています。廃校となった校舎の一部は「むろと廃校水族館」や「室戸世界ジオパークセンター」として活用されているものの、未活用のまま残る建物も多く存在します。
また、同市はかつて遠洋マグロ漁の基地として栄え、大型定置網漁の「大敷」などで多様な魚が水揚げされていますが、市内に水産加工場が不足しているため、その多くが市外へと運ばれている実態があります。室戸市はこれらの課題に対応するため、クラウドファンディング型ふるさと納税の実施を決定しました。
寄付金の使途と有限会社タカシン水産による新工場計画
集まった寄付金から受入に必要な経費を除いた金額は、市内で加工場を運営し水産加工品の製造・販売を手掛ける有限会社タカシン水産(本社・高知市)への支援に充てられます。タカシン水産は室戸の遠洋マグロ漁船船主の一家が創業した卸問屋で、公募により選定されました。
同社は、市立室戸岬中学校跡地のグラウンド部分に加工場を新設し、機械設備や加工器具を購入する予定です。室戸の魚を地元で加工・販売することで、漁業者の所得向上や新たな雇用の創出につなげる方針で、鮮魚を使った「漬け丼」や天然マグロを使ったネギトロなどの製造が予定されています。


クラウドファンディング型ふるさと納税は寄付金の使途が明確になっている点が特徴で、控除の手続きなどは通常のふるさと納税と同様に行われます。寄付額に応じて室戸市からの返礼品を受け取ることも可能です。受け付けは以下のポータルサイトで実施されています。
- ふるさとチョイスGCF(目標金額:2億1000万円)
https://www.furusato-tax.jp/gcf/5717?utm_source=kochiken_murotoshi&utm_medium=referral&utm_campaign=lgmk_39202
- ふるなびクラウドファンディング(目標金額:2億7000万円)
https://fcf.furunavi.jp/Project/Detail?projectid=1221
- 楽天ふるさと納税クラウドファインディング(目標金額:1億2000万円)
※10月中旬頃からの開始に向けて準備中

株式会社パンクチュアルの概要
本事業を支援する株式会社パンクチュアルは、自治体支援やふるさと納税運営事業などを展開しています。
- 社名:株式会社パンクチュアル
- 代表:代表取締役社長 守時 健
- 設立:2020年(令和2年)3月
- 所在地:高知県須崎市緑町1-12
- 事業内容:ふるさと納税運営事業、ご当地キャラ運営事業、EC事業、PR事業、アーティストマネジメント事業
- URL:https://punctual.co.jp/

同社は、自治体の手数料負担を寄付額の2.5%に抑えるふるさと納税ポータルサイト「ふるコミ」(URL:https://full-comi.jp/ )の運営も行っています。
本記事は株式会社パンクチュアルの発表をもとに作成されています。
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