大成建設・日立グループ3社と提携し建設DXを加速、Rimoが議事録AIで参画

生成AIを用いた議事録自動作成サービス『Rimo Voice』を提供するRimo合同会社は、大成建設株式会社と日立グループ3社(株式会社日立製作所、株式会社日立コンサルティング、GlobalLogic Japan株式会社)が開発を進める『建設承認メタバース』において、議事録機能の開発パートナーとしてプロジェクトに参画した。

建設現場では、BIMの3Dデータ活用などデジタル化が進む一方、関係者への説明や確認作業は慣習的に紙媒体で行われていることが多い。そのため、施工者と発注者間の意思疎通や合意形成に多くの時間が費やされてきた。『建設承認メタバース』は、発注者等への説明から承認までをシステム上で完結させ、3D仮想空間で建物の詳細を容易に確認でき、デジタル空間内で議事録の自動作成・閲覧・編集を可能にする。

Rimoの『Rimo Voice』は、国内12万以上のユーザーに利用される信頼性と精度を誇る議事録サービスだ。日本語に特化しており、建設業界におけるDX推進に不可欠な精度の高さ、処理速度、堅牢なセキュリティなどが評価され、本プロジェクトに参画することになった。

『建設承認メタバース』に組み込まれた『Rimo Voice』を活用することにより、会議終了後すぐに議事録が自動生成・要約され、録画動画と共に、場所を問わず効率的に情報を共有でき、関係者へのリアルタイムでのフィードバックが可能になる。これにより、建設に関わる多くの会議で発生している議事録対応時間を大幅に削減することができる。

大成建設株式会社プロジェクト・マネジメト部の池田部長は、「建設に関わる会議を新しい業務スタイルに変革させていきたい」と述べ、株式会社日立コンサルティング社会イノベーションディビジョンの古川園ディレクターは、「『Rimo Voice』は、議事録に特化しているからこその精度や、利用者のことを徹底的に考えた機能を備えている」と評価した。

Rimo合同会社代表の相川直視氏は、「建設業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速し、建設プロジェクトの運営効率の向上と働き方改革の推進に貢献できることを大変嬉しく思っている」と述べた。