海外で広げる寿司は約7割が品質・味優先 鈴茂器工の意識調査
鈴茂器工株式会社は、全国の20代~60代以上の男女600名を対象に実施した「日本食・寿司に関する意識調査2026」の結果を公表した。調査によると、海外へ寿司を広げる際に「日本と同じ品質・味」を優先すべきと考える人が約7割に達した。また、物価上昇下における寿司の消費傾向や、寿司製造の機械化に対する生活者の意識も明らかになっている。
海外へ広げたい日本食は寿司がトップ、品質と味の維持を重視
日本食と聞いて思い浮かぶ料理について尋ねたところ、「寿司」(80.0%)が昨年(79%)に続き1位となった。次いで「天ぷら」(57.2%)、「味噌汁」(44.3%)、「うどん・そば」(39.0%)、「おにぎり」(34.5%)が続いた。すべての年代で「寿司」が1位となり、20代では68.3%、60代以上では88.3%を占めた。
海外の人におすすめしたい日本食でも「寿司」(68.2%)が1位となり、昨年(63.8%)から4.4ポイント上昇した。以降は「天ぷら」(42.0%、昨年43.0%)、「しゃぶしゃぶ・すき焼き」(26.0%)、「ラーメン」(24.0%)、「おにぎり」(23.7%)、「うどん・そば」(23.3%)、「丼もの」(22.3%)、「味噌汁」(21.3%)が並んでいる。
海外で寿司を広げるにあたり、「日本と同じ品質・味」と「手頃な価格」の両立が難しい場合の対応では、「価格が高くなっても、日本と同じ品質・味を優先すべき」(35.3%)と「どちらかといえば、日本と同じ品質・味を優先すべき」(34.5%)を合わせて約7割(69.8%)が品質・味を優先すべきと回答した。一方で「手頃な価格」を優先すべきとする回答は合計15.8%(「どちらかといえば」11.3%、「日本と異なる部分があっても」4.5%)にとどまった。
海外の人に体験してほしいこととしては、「日本と同じ味や品質の料理を食べる」(48.8%)が最多で、「職人が調理する様子を見る」(27.5%)、「日本人が日常的に食べている料理を食べる」(24.2%)などが続いている。


物価上昇下で寿司を月1回以上食べる人は4割台、鮮度や品質の維持求める

寿司を食べる頻度については、「月1回程度」(25.0%)、「月に2~3回」(15.5%)、「週1回以上」(3.0%)を合わせた月1回以上食べる人の割合が43.5%となり、昨年の46.4%から4割台を維持した。「半年に数回程度」は26.2%、「年に数回程度」は14.8%、「ほとんど食べない」は15.5%だった。

この1年の食材価格や外食価格の上昇に伴う食べ方や選び方の変化では、「特に変化はない」(35.2%)が最も多かった。変化した点としては、「寿司を食べる頻度が減った」(19.5%)、「外食より、スーパーや持ち帰りの寿司を選ぶことが増えた」(15.3%)、「寿司店での外食を減らした」(14.2%)、「より価格の安い店や商品を選ぶことが増えた」(12.7%)が挙がった。

寿司の価格が上がる場合に最も維持してほしい要素では、「ネタの鮮度や品質」(44.3%)が最多となり、「ネタやシャリの量」(10.7%)、「メニューやネタの種類」(8.2%)、「衛生面への安心感」(7.2%)、「シャリの味や品質」(5.3%)が続いた。「ネタの鮮度や品質」を求めた割合は、20代で30.0%、30代で40.0%、40代で37.5%、50代で52.5%、60代以上で61.7%と世代による差がみられた。


スーパーなどの寿司がロボットで握られていることについて、「知っている」(26.3%)と「なんとなく知っている」(35.3%)を合わせた認知度は61.7%(昨年60.8%)となった。「知らなかった」は38.3%だった。
機械で握った寿司を食べることへの抵抗感は、「まったく抵抗はない」(25.0%)と「あまり抵抗はない」(44.2%)を合わせて69.2%となった。「やや抵抗がある」(13.3%)と「とても抵抗がある」(3.3%)の合計は16.7%、「わからない」は14.2%だった。
寿司づくりのうち機械が担ってもよいと思う工程では、「シャリの量を計る」(57.7%)、「米を炊く」(55.7%)、「ご飯と酢を混ぜる」(50.7%)、「米を洗う」(50.0%)、「シャリを成形する」(48.8%)など、米に関わる工程が上位に並んだ。「注文受付や配膳」(43.8%)、「巻き寿司を成形・カットする」(40.7%)、「寿司を盛り付ける」(33.7%)が続いた一方、「いずれの工程も人が行う方がよい」は4.7%だった。


調査概要と会社概要

調査概要は以下の通り。
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査対象:20代~60代以上 男女・年代均等割付
- 調査期間:2026年9月25日~28日
- 調査項目:10問
- 有効回答数:600名
※調査結果は、端数処理のため構成比が 100%にならない場合がある。
鈴茂器工株式会社は1981年に世界初の寿司ロボットを開発した企業で、東京都中野区に本社を置き、代表取締役社長は谷口徹氏が務めている。株式会社富士経済の市場調査レポート「2025年版 ワールドワイドロボット関連市場の現状と将来展望 サービスロボット編」におけるサービス分野ロボットの「寿司ロボット」「米飯盛り付けロボット」カテゴリーにおいて、2024年販売実績(数量・金額)で世界市場および国内市場ともにシェアNo.1を獲得しているとしている。
会社概要の主な項目は以下の通り。
- 会社名:鈴茂器工株式会社
- 英文商号:Suzumo Machinery Co., Ltd.
- 所在地:東京都中野区中野4-10-1 中野セントラルパークイースト6階
- 代表者:代表取締役社長 谷口 徹
- 設立日:1961年1月
- 資本金:11億54百万円
- 事業内容:米飯加工機械、充填機械、包装資材及び寿司ロボット及び食品資材等の製造販売など
本記事は鈴茂器工株式会社の発表をもとに作成。なお、記事中の背景データとして、農林水産省「海外における日本食レストラン数の調査結果(令和7年)」(2025年11月28日公表)、観光庁「訪日外国人の消費動向 インバウンド消費動向調査結果及び分析 2025年 年次報告書」、富士経済「2025年版 ワールドワイドロボット関連市場の現状と将来展望 サービスロボット編」の情報を参照している。
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