ACPと韓国KIACが日韓スタートアップのグローバル進出支援でMOU締結
ベンチャーキャピタルのAsu Capital Partners(略称:ACP)は、韓国のKorea Investment Accelerator(略称:KIAC)と、日韓スタートアップのグローバル進出支援に関する基本合意書(MOU)を締結した。KIACは、韓国の上場企業であるコリア・インベストメント・ホールディングス(Korea Investment Holdings Co., Ltd.、証券コード:071050)傘下のアクセラレーターである。両社はスタートアップの相互紹介や市場進出支援を進めるとともに、ACPが運営する居住型創業支援プログラム「AG1」における日韓の連携を強化していく方針だ。


継続的な協力関係の構築を目指す背景
ACPとKIACは、2026年8月に韓国・ソウルで開催した「AG1」ソウルセッションを共同で実施し、両国の起業家が交流する機会を創出してきた。この取り組みを通じて、日韓双方のスタートアップが早期から海外市場に挑戦できる環境づくりの重要性を確認したことから、協力関係を継続的なものとするため今回のMOU締結に至ったとしている。
相互紹介や市場進出など5分野で協力
両社は今後、以下の分野で協力を検討・推進する。
- スタートアップの発掘・紹介:AI・SaaS領域を含む有望なスタートアップを相手方の関心領域と投資基準に応じて紹介し、紹介を受けた企業は各社の審査基準に基づき優先的に検討する。
- プログラム連携:AG1をはじめとする各種プログラムの情報を共有し、適したファウンダーの紹介や参加機会の創出を検討する。
- 市場進出・事業開発支援:日韓の顧客、事業会社、メンター、投資家への紹介や、プロダクト検証・PoCの機会づくりを通じて、相手国市場への進出を支援する。
- メンタリング・イベント:説明会の開催、両社の投資家・専門家によるメンタリング、デモデーへの参加、共同イベントの開催を検討する。
- 情報交換:市場動向に関する知見や、スタートアップ支援のノウハウを共有する。
KIAC代表のペク・ヨヒョン氏は、ACPがシード・アーリーステージのグローバル展開に注力し現地での支援プログラムを自ら運営している点に触れ、「今回の協力を通じて、日韓両国の企業が海外進出の過程で直面するさまざまな障壁を乗り越え、実質的な事業成果を上げられるよう、全方位的な支援に尽力してまいります」とコメントしている。
居住型創業支援プログラム「AG1」の展開
「AG1」レジデンシープログラムは、日本初(※1)となる居住型創業支援プログラムとして設立された。世界を志すスタートアップチームに対し、0→1の立ち上げ支援を包括的に行う。
株式会社ディー・エヌ・エーの支援のもと開催された初回のBatch 1(2025年10月1日(水)〜2025年12月15日(月))および第2回のBatch 2(2026年4月27日(月)〜2026年6月26日(金))では、世界各国からそれぞれ7チームが参加した。10月5日(月)に始まったBatch 3には過去最多となる150件以上の応募があり、現在7チームが参加している。12月14日(月)にはデモデーが開催される予定となっている。
(※1)2025年7月、自社調べ(Web調査)、日本国内におけるスタートアップを対象とした居住型創業支援プログラムであり、レジデンシープログラムと称されるもの。
発表各社の概要
アス・キャピタル・パートナーズ株式会社
- 代表者:夏目 英男、李 路成
- 本社:東京都新宿区
- 運用ファンド:アス・キャピタル・パートナーズ1号投資事業有限責任組合
- 投資領域:“Japan to Global”を目指すオールジャンルのスタートアップ
- 投資ステージ:プレシードからシード期のスタートアップ
- Webサイト:https://asu.vc
- AG1 Webサイト:https://www.ag1residency.com/
Korea Investment Accelerator(KIAC)
- 設立:2021年12月(コリア・インベストメント・ホールディングスの子会社)
- 代表:ペク・ヨヒョン
- 本社:韓国ソウル特別市
- 事業内容:シード・アーリーステージのスタートアップへの投資とアクセラレーションプログラムの提供
- Webサイト:https://en.koreainvestment.ac/
本記事はAsu Capital Partnersの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



