次の灯と横浜国立大学、自動車使用済み部品のリサイクル実態把握へ共同研究を開始
商用車の廃棄部品を再生・再利用する循環型環境ベンチャーの次の灯株式会社は、国立大学法人横浜国立大学と共同研究契約を締結し、自動車の使用済み部品におけるリサイクルフロー・リサイクル率の実態把握に関する共同研究を開始した(2026年10月時点)。大学の学術的な調査・分析手法と現場の知見を組み合わせ、使用済み部品のリサイクルフローとリサイクル率を定量的に把握する。これにより、自動車産業における資源循環の現状と課題の可視化を目指す。
共同研究の背景と課題
資源の有効活用や脱炭素社会の実現に向けて、使用済み製品や部品を廃棄せず資源として循環させる重要性が高まっている。GX(グリーントランスフォーメーション)の推進やカーボンニュートラル2050の実現、資源自給率の向上とエネルギー安全保障の強化が政策課題として掲げられる中、循環経済(サーキュラーエコノミー)の社会実装を支える研究基盤の構築が求められている。
自動車産業においても、交換される使用済み部品がたどる流通経路や処理方法は多岐にわたり、全体像の把握が課題となっていた。
産学連携による実態把握の取り組み
次の灯株式会社は、商用車のDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)やSCR触媒などの使用済み部品を回収し、再生・再利用や希少金属(レアメタル)の回収を行う資源循環事業を展開している。その中で、自動車産業全体における資源循環の実態把握の重要性を認識してきたという。
こうした課題意識を背景に、同社は2026年9月に横浜国立大学と共同研究契約を締結した(2026年10月時点)。共同研究では、大学の学術的な調査・分析手法と民間企業の実装力を接続し、使用済み自動車部品の資源循環の実態を明らかにすることを目指している。
今後の展開
今後は、横浜国立大学との共同研究を通じて使用済み部品におけるリサイクルフローとリサイクル率の把握・分析を進める。研究を通じて得られた知見は、使用済み部品の再生・再利用や希少金属回収を通じた資源循環の促進に生かしていく考えだ。なお、研究の進捗や成果については適切な時期に情報発信していくとしている。
次の灯株式会社の概要
次の灯株式会社は、商用車の排ガス浄化装置であるDPFやSCR触媒などの使用済み部品を回収し、再生・再利用するリビルト事業や希少金属の回収に取り組んでいる。
- 社名:次の灯株式会社
- 設立:2018年7月
- 代表:黒川聖馬
- 所在地:岡山県岡山市北区本町6-36 第一セントラルビル3F
- 事業内容:リサイクル事業/ケミカル事業/整備士紹介・派遣事業/トラックカスタム事業/メディア事業
- URL:https://tsuginohi.com/
本記事は次の灯株式会社の発表をもとに作成。
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