KTXアーキラボのマイアミ寿司店空間デザインが米建築賞AMP2026で佳作を受賞
建築デザイン事務所のKTXアーキラボが空間デザインを手がけた、米国マイアミのおまかせ寿司店「TAKAY MIAMI」の空間デザイン『The Wooden Wave』が、米国の国際建築賞「Architecture MasterPrize(AMP)2026」においてHonorable Mention(佳作)を受賞した。

本作品は、7月に発表された「World Architecture Festival(WAF)2026」の決勝進出(Shortlist)選出に続く国際的なアワードでの選定となった。日本の伝統技術と現代デザインを融合させた空間演出が評価されている。
神社建築の垂木と葛飾北斎の波頭を表現した空間演出
『The Wooden Wave』は、日本の建築と芸術を象徴する2つの要素である「神社建築の幾重にも重ねた木の垂木(たるき)」と「葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』」へのオマージュとしてデザインされた。

天井を覆う木格子は、日本の神社建築で屋根を支える垂木の重なりを現代的に再解釈したものとなっている。また、木格子の先端に施された白の塗装は、葛飾北斎の名画『神奈川沖浪裏』に描かれた波頭の白を連想させ、空間全体に波のような躍動感を生み出している。
1950年代の建物をフルリノベーション

店舗は、マイアミのコーラルウェイ沿いに建つ1950年代の既存建物をフルリノベーションした、おまかせスタイルの寿司店である。伝統的な職人技への敬意と、マイアミの地に映える現代的な意匠を融合させた空間で食事体験を提供する。
プロジェクトのデザイン・設計体制は以下の通り。
- プロジェクト名:The Wooden Wave(TAKAY MIAMI)
- 設計・デザイン:KTXアーキラボ(Farid Ziani/松本哲哉)
革新性を評価する国際建築賞AMP
Architecture MasterPrize(AMP)は、米国ロサンゼルスに拠点を置く国際的な建築賞である。世界中の優れた建築、インテリアデザイン、ランドスケープデザインを表彰し、デザインの質と革新性をたたえることを目的としている。2026年度の受賞作品は10月19日に公式発表された。
空間をビジネスツールと捉えるKTXアーキラボ

設計を手がけたKTXアーキラボの松本哲哉代表は、商業建築や空間環境の設計において、創り出す空間が最終的にクライアントにとって収益を上げるためのビジネスツールであることを念頭に置いていると説明する。空間自体が持つ強いインパクトを潜在意識への扉を開く鍵と位置づけ、クライアントと連携しながら課題解決を図るソリューションドリブンデザインに取り組んでいる。
同社の概要は以下の通り。
- 社名:株式会社KTXアーキラボ
- 本社:兵庫県姫路市船丘町298-2日新ビル2F
- 東京オフィス:東京都港区南麻布3-4-5エスセナーリオ南麻布002
- 代表取締役:松本 哲哉(Tetsuya Matsumoto)
本記事は株式会社KTXアーキラボの発表をもとに作成。
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