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生成AIが社内ファイルを参照する条件は一度開いた後とする調査結果をDriveCheckerが発表

DriveChecker株式会社は、Google Workspaceを利用する環境で生成AIが社内ファイルを参照する条件と共有設定の実態に関する調査結果を公表した。同社が許諾を得た106のドライブに存在する1,210,541件のファイルを対象に検証を実施したところ、生成AIは共有設定を広げただけではファイルを読まず、利用者が一度そのファイルを開いた後に回答へ引用されるようになることが分かったという。

利用者がファイルを開いた後に生成AIへ引用

調査では、架空のプロジェクト名、予算、責任者、拠点、着手日を記載した検証用のダミー文書を用意し、別の利用者のアカウントから生成AIのGeminiに質問して回答内容が確認された。

検証の結果、「組織内のリンクを知っている全員」に設定されていても、利用者が一度も開いていない状態では「該当する資料は見つかりませんでした」と回答され、引用されなかった。一方で、同じファイルを閲覧者として一度ブラウザで開いた後には、文書に記載された予算・責任者・拠点・着手日の4項目すべてが正確に回答された。アクセス権がない「制限付き」の設定では「見つかりませんでした」と返答されたとしている。これにより、共有範囲を広げただけでは生成AIは読まず、誰か一人がリンクを開いた時点でその人の生成AIの参照範囲に入ることが示された。

共有設定ごとのファイル数と変動

2026年10月9日時点における1,210,541件のファイルを対象とした共有状態の集計も行われた。

外部アドレスへの共有は前週比で1%未満の変化にとどまった一方、「リンクを知っている全員」は前週比+16%と増減が大きく表れた。この環境では14日後の自動解除が有効になっているため、増えた分が解除されて減る動きを繰り返しているとしている。

停止アカウントに残る共有と権限管理の必要性

アカウントを停止した利用者に残っている共有を集計したところ、停止したアカウントに1,589件の共有が残っていたことも明らかになった。アカウントを停止しても共有先としての記録は消えず、点検を行わない限り残り続けるという。

URLが社内で転送されて受け取った人が一度開けば、生成AIに質問した際に中身が回答として出るようになるものの、開いた本人も共有した本人も状態の変化に気づく手段を持たないと指摘されている。同社は、生成AIが参照する土台である共有状態を一覧で把握し、ルールから外れた設定を自動で戻し続けることが対策になるとしている。なお、同社は2026年10月に人事情報をもとに権限を自動でそろえる「内部共有管理プラン」の提供を開始している。

DriveChecker株式会社の概要

  • 所在地: 〒550-0013 大阪府大阪市西区新町1丁目5-7 四ツ橋ビルディング3階
  • 事業内容: Googleドライブ向けセキュリティ管理サービス「DriveChecker」の開発・運営、および導入・運用サポート
  • URL: https://drivechecker.co.jp/

本記事はDriveChecker株式会社の発表をもとに作成。

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